皆さん浅草観光と言えば雷門や浅草寺、仲見世通りなんかを想像しますよね？多くの方はそれらの観光名所を周って帰っていくんですが、浅草通の私から言わせれば「えっ？六区通り行かれてないんですか？勿体無い！！」と言う位見所満載の場所なんです。
わずか100ｍ程の六区通りを歩けば、演芸の町浅草の歴史と今がわかるはず。今回は『浅草六区通り』の魅力を元浅草芸人のイシちゃんが大胆にご紹介いたします。
目次
浅草六区通りとは？？
浅草六区通りは、伝法院通りからつくばエキスプレス・浅草駅へと通じる、全長約100メートルの通りです。武井壮さんなら10秒台で走りぬく距離ですね（笑）。以前はロックフラワーロードと呼ばれてましたが、平成17年3月31日、名称を変更し現在に至る。江戸の街並みを模する伝法院通りにつらなるため、その雰囲気を損なわないようにする演出が心憎いんです。通りの両脇の街燈には、浅草を代表する芸能人を紹介する写真と解説が設置されている事で有名です。
浅草六区通りを盛り上げる数々のスター達
ご覧下さい。コチラが六区通りの名物となっている街燈です。浅草と縁の深い有名人の写真が両脇にある街燈に飾られています。
街燈の丁度人の目線の高さに当たるくらいの場所に、写真の方の人となりや浅草との縁がわかる解説が付いています。
表裏28面に計33人。現在も大活躍されている方から昭和の伝説芸人まで、浅草を愛し浅草を盛り上げた方々のパネルと解説を見ながらの観光は、演芸ファンならずとも一見の価値ありです。
渥美清さん、エノケン（榎本健一）さん、萩本欽一さん、コロムビア・トップさん、東八郎・東貴広さん親子、内海好江・恵子さん、由利徹さん・・・・そうそうたる顔ぶれです。
子供が「お婆ちゃんあの写真の人誰？？」すると「あの人はエノケンさんって言ってねぇ～お婆ちゃんが若い頃は大スターだった人なんだよ・・・」なんて会話が聞こえてきそうです。
浅草縁の有名人が今なお浅草六区通りを盛り上げます。
おや？？たった1つだけ真っ白なまま「予約済み」と書かれたプレートが・・・・どういうことでしょう？？？
ハイ。この答えは後程、目次「鯨を喰って芸を磨け」でお答えしますね。秘技イシちゃん焦らし術（笑）。
知る人ぞ知る名店
六区通りの入口付近にレトロな喫茶店が有ります。ココが浅草の一休みスポットとして私が紹介したい「喫茶天国」です。ハッキリ言って浅草散策って疲れますよね？？365日人の数は凄いし、以外と歩くからスグにお腹が減ってくる。昼間からガツガツ食べるのも考え物だし・・・そんな時にお勧めなのが「喫茶天国」です。
コチラが喫茶天国の名物！！ホットドッグです。どうでしょう？？別名「パンからはみ出るホットドッグ」上手くない筈がない！！。そしてお次は～
出た～。外はサクっ。中はふわっとした軽い食感が特徴のホットケーキ。天国の文字が刻まれたホットケーキのお味は一言で言うと「甘っま～～～～い」。ベタな事いいますね！！ベタな事言いますね。ベタな事３秒前、2、1・・・
ホッペタが落ちそうです。ベッタベタ（笑）。
ハッキリいいますが六区通りは浅草の中では人はそんなに多い場所ではありません。（私から言わせれば皆さんが知らないだけなんですが）ですので、人気店にしてはさほど順番待ちも少ない方ですし、小腹が空いた昼時に軽食や甘いモノは最高の贅沢ですよね。
浅草散策で一息つきたい時にはもってこいのお店なんですね。
詳細
住所/東京都台東区浅草1-41-9⇒Googleマップ
営業時間/12:00～18:30(L.O)
定休日/火曜日
六区通りに新しい仲間が！！
浅草六区通りには何かと詳しい私イシちゃん（自称）です。おや？？そんな私が初めて拝見するお店が有りました。なんだろう気になるなぁ～。
ハイ、それもそのはず2016年1月15日にオープンしたばかりのお店『きものレンタルWargo浅草寺店』さんです。コチラのお店は京都を中心に8店舗を構える大型着物レンタル店です。東京発上陸の店舗が六区通りに！！またまた六区通りが賑やかになりそうですねぇ～
だって見てください、このレンタル着物の数。圧倒的な在庫量3000着から選べてお値段も最安値で2900円～楽しめます。アラアラ・・・イシちゃん浮かれてます（笑）。
お着付けは勿論無料ですし、プロの専属スタイリストさんが着物に似合う和風ヘアセットからフルオーダーのへアセットまで思いのままに仕上げてくれますよ。激安の900円～2900円とリーズナブルなのが嬉しいですね。
因みにカンザシは好きな物を選んでいただき、お着付けの際にセットしてくれます。本格的な写真撮影も出来て言うこと無しなんです。
店員さんが一緒にお似合いの着物を選んでくれたりアドバイスもしてくれます。着物を初めて着る海外の方にもお勧めですね。女性だけでなく男性の方も是非お試しください。手ぶらで素敵な着物を楽しめるって魅力ですよね。店員さんが美人過ぎて緊張気味の私です（笑）。
この日は浅草六区通りに着物美人が本当に多かったせいか、いつも以上に六区通りが華やかに感じました。
きものレンタルWargo浅草寺店については「レンタル着物で楽々♪浅草の定番スポットをぶらり散策してみたよ！」の記事をどうぞ！
浅草から新たなスターを！！浅草リトルシアター
浅草六区通りを通ると略毎日、必ずと言っていいほどやたらと元気のいい若者達に声をかけられます。大丈夫！ナンパでは無いんです。ナンパでは無いんですが、ナンパのテンションの5倍近いテンションでなんだか自分をアピールしてくるんです。コレが今や浅草六区通りの名物となった『浅草リトルシアター芸人』によるお笑いライブのおもしろ呼び込み風景です。
失礼かもしれませんがまだまだ無名の芸人さん達が「きっと後悔させませんから自分達の芸を見に来て下さい」と言わんばかりに呼び込みの段階から100％の力で通行人にアタックしてくるんですね。呼び込みから100％って凄くいいことだと思います。
芸人さんに連れられて六区通りの中央にある劇場「浅草リトルシアター」に。劇場名の横には「世界で一番小さな劇場」との事ですが？？実際に入ってみないとわかりませんよね？と言うことで私突入いたしました。
う～ん・・・確かに入口への階段は狭いけれど、なんだか階段を上るだけで未来のスターに出会えるのでは？というワクワク感がしてきます。
劇場に入ると入口に数々のポスターのボードがあります。お笑いライブだけでなく色々なライブを開催している証拠ですね。個人的に「すわ親治」さんのポスターにビックリ！！リトルシアターに出ているのでしょうか？（すわ親治さんとは元ドリフターズの付き人で、ドリフターズ第6の男と言われた方です）。
舞台サイドにはドリンクコーナーがあり、浅草らしくお酒を飲みながらの鑑賞が出来る仕組みです。
舞台はこんな感じでかなり客席と近いですね。三社際の提灯が浅草ならでは（笑）。
客席側はこんな風景です。確かに決して広くは無いけれど、演者と観客の一体感が生れやすく、劇場全体もオシャレで親しみやすい作りになっているんですね。
勿論！！一番大切なのは演者のパフォーマンスなんですが今回は時間の都合上舞台を拝見出来ませんでしたが、ちょっと楽屋をお邪魔して一言「カメラいいですか？」と言った瞬間このアピール！！
なんだろう？どの芸人さん達も変にスレて無く、若者にありがちな中途半端に尖がった感じも無くて皆好感が持てるんです。この浅草リトルシアターに集まる芸人さん達は純粋にお笑いが大好きな人達ばかりなんだなぁ～と関心いたしました。
浅草リトルシアターは確かに小さな劇場でしたが可能性は無限大！！演者も観客も、そして劇場も！！夢を追いかける劇場だったんです。「うん！上手くまとまった。なんちゃって」（笑）。
鯨（ゲイ）を喰って芸を磨け！！捕鯨船
さぁ～全国の浅草ファンの皆様！その中でもお酒が大好きよ～という皆様、お待たせいたしました。浅草六区通りが誇る味もさることながら逸話も話題にも事欠かない、”くじらのお店くじら屋”こと「捕鯨船」のご紹介です。
まずは料理からご覧下さい。店名の通り鯨料理を中心に名物の牛煮込み迄。昭和を感じさせる店内でチューハイで喉を潤わせて下さい。また来たい！！と思うこと間違い無しです。
因みにここでいう「また来たい」は「また期待」でもあるんです。どういうことか？？
くじら屋は数々の有名人ご用達のお店です。もしかして店内でお隣にあの有名人が・・・なんて普通にありえるお店なんです。まずはココも「また期待」です。あの有名人と偶然ご相席できますようにと期待を込めて祈るイシちゃん（笑）。
高橋秀樹・真麻親子、ゆずのお二人、布袋さんに、嵐の大野さん相葉さんと一緒のレギュラーさん。店主との記念写真が店頭にズラリと並びます。そしてその横には～
なんとビートたけしさんの次回ライブのポスターがドーン！！。「ビートたけし”ほぼ”単独ライブ第三弾」。”ほぼ”ってところがいいですね（笑）。
でもポスターがこんなにドーンということは～
ハイ！！ビンゴー！！くじら屋はビートたけしさんご用達のお店で「♪ お前と会～った 仲見世の～ 煮込みしかぁない～ くじら屋でぇ～ ♪」と、たけしさんの名曲『浅草キッド』の歌詞に出てくるお店がこちらなのです。実はくじら屋の店主は元々は芸人で、たけしさんの兄弟子に当たる方なんです。なんでしょう、世界の北野を身近に感じれそうな感覚に「また期待」です。
あっそうだ！！目次「浅草六区を盛り上げる数々のスター達」での浅草と縁の深い有名人の写真が入ったプレートの「予約済み」と書かれた件ですが、実はこのプレートには、たけしさんが亡くなった時に写真が入ると言う予約が成された予約済みのプレートだったんですね。ん？？では何故？？この目次のコーナーでそれを伝えたか言うと、このプレートを考え付いたのがくじら屋の店主なんです。
店主は「ビートたけしがいなけりゃ始まらない」と頼んだら、『兄さん、おいらが死んだら飾ってよ』とたけしさんに言われ予約済に決定したらしいんです。なんだか凄い話ですねぇ～こういう逸話や浅草を盛り上げたスターの昔話を目の前で店主から聞けるんじゃないかと「また期待」。とにかくまた来たいお店なんです。
詳細
住所/東京都台東区浅草2-4-3⇒Googleマップ
営業時間/[月・火・水・金]17:00～22:00[土・日・祝]16:00～22:00
定休日/木曜日
浅草六区通りを支える２台巨頭
さぁ～僅か100Ｍ程の浅草六区通り（ウサインボルトなら9秒台で走りきれる距離です）（笑）の発展と盛り上がりを常に考えている2名をご紹介いたします。
帽子の方が「浅草リトルシアター」支配人の初美さん。そしてもう片方の方がくじら屋の店主であり浅草六区通り商店街の会長でもある河野さんです。二方とも目力が凄いです（笑）。
六区通りを歩いてみてください。初美さんは若手芸人と一緒にパワフルに呼び込みもしていますし、河野さんもしょっちゅう六区通りを見回っています。浅草六区通りを誰よりも愛して盛り上げようと頑張っているお二方です。
二人の共通点はパワー漲る男ってところですね、いくつになっても男はパワーです。もう一回言っときますが目力が凄っ！！（笑）。
まとめ
いかがだったでしょう？浅草六区通りは僅か100ｍ程の商店街です。チーターなら5秒台で走りきれる距離です（笑）。只、この100ｍの中には沢山の夢や歴史、涙が出て来るようないい逸話が詰まっています。演芸の町浅草を語る時に浅草六区通りは欠かすことの出来ない場所なので皆さんも是非夢溢れるこの100ｍの道を歩いてみて下さい。昔の風情も感じれますし、今現在の六区通りも感じるとこが事が出来るはずです。
私、六区通りに来るといつもテンションが上がる為「ヒャッヤッホーイ！！」とジャンプしたんですが良く見ると1cmも宙に上がっていませんね・・・コレが現在の私の現実ですね（笑）。
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