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町中華好きのみなさまこんにちは!「町中華に乾杯」のシリーズがやってきました。

「町中華に乾杯」シリーズとは…

味わい深い町中華で、お酒が大好きな筆者(Mr.tsubaking)が「ただただ美味しいものを食べ酔いしれていこうではないか!」というシリーズです。

第7回目の舞台となるのは、芸人・俳優・バンドマンなど個性が渦巻く街、杉並区高円寺

ここに、中華なのに“洋食でおなじみのオムライス”が一番人気になってしまった町中華があります。

今回お邪魔したのは、長年にわたって愛され続けてきた町中華「七面鳥(しちめんちょう)」

それでは、さっそく乾杯しに行きましょう!

渋さ爆裂の外観!もはやフォトスポット「七面鳥」

高円寺駅南口から歩くこと約5分。瀟洒(しょうしゃ)なマンションが立ち並ぶその先に、そこだけ時空が歪んだような2階建ての建物があります。

カラーで見えているはずなのに、なぜかここだけセピア色の幕がかかったようなレトロ感が溢れる「七面鳥」

お店の外観だけで歴史を物語っています。

創業は1959年で、NHK教育テレビ(現・Eテレ)が放送開始したのと同じ年。もはや日本史の教科書に載るレベルですね。

さっそく”ザ町中華”な暖簾をくぐります。

店内は大きなコの字型のカウンター席が1つとテーブル席が3つ。

壁や天井は、もともと何色だったのか判らない色合いをしています。これは60年以上もの間、営業を積み重ねてきた証です。

町中華好きは、この眺めだけでもツマミになります。

七面鳥流!ビールはセルフで

まずはビールで乾杯。。

…と、ここで注意!ビールを飲む場合、店員さんに注文はしません。

基本的にドリンクはセルフサービス。

客席側にある冷蔵庫に瓶ビールや缶チューハイが詰まっているので、セルフで取ってセルフで栓を抜きます。

まずは「瓶ビール 500円(税込)」で乾杯。

いまどき大瓶で500円という価格設定は、奇跡的と言ってもいいでしょう。

グラスは様々な形が用意されていますが、瓶ビールを飲むときは小さなグラスが一番美味いです!

ワンランク上!無料のお通しが嬉しい

町中華ではお酒を注文すると、無料のお通しがついてくるのが定番。ですがその多くは、本当にちょっとしたもの。(それでもとても嬉しい)

しかし、七面鳥のお通しは、ワンランク上!

冷奴の上には、大葉とミョウガがのせられていて、無料だからと雑に扱われていないことが分かります。

ソラマメは絶妙な塩加減で、料理を「待っている」ではなく「お通しを楽しんでいる」と思えるレベルです!

店内を見渡すと、一人でカツカレーをかき込む仕事中と思しき若い男性、酢豚をシェアしながらビールを酌み交わす夫婦、餃子をアテに一人酒を呑むお爺さん。お客さんの誰もがほっこり幸せそうな表情をしています。

町中華なのに一番人気は「オムライス」

そうこうしている間に登場したのは、七面鳥の看板メニュー「オムライス 650円(税込)」

鮮やかな黄色の玉子の上に、真っ赤なケチャップがたっぷりかかった、オムライスの黄金比ビジュアル。

卵は中華鍋で炒めており、包まずのせているので、一般的なラグビーボール型ではなく円形に近い盛り方です。

何よりオムライスの他に、サラダ・スープ・漬物が付いてこの値段というのが最高ですね。

サラダ用に業務用のマヨネーズがドカッと置かれるのも、令和ではなかなか体感できません!

肝心のオムライスは、最近流行のフワトロ玉子ではなく、昔ながらのがっしりした硬めの焼き加減。

「そうそうこれこれ!」という気持ちになります。

中のチキンライスは、ケチャップにしっかり火を通しているからなのか、酸味控えめで老若男女に愛される味わい。

中華料理でオムライスという洋食を食べていて、それに添えられる漬物が沢庵と高菜という和のもの

この雑多すぎる感じも、新しいお店ではなかなか味わえない感覚にさせてくれます。

最初は裏メニューとして存在していたオムライスですが、テレビや漫画などで露出が増え、いつの間にか看板メニューとなったそうです。

洋食だけど、中華鍋で作られたオムライスは、一般的なオムライスとは違った味わいでした!

また余談になりますが、同店は「オムライス」の他に「オムレツライス」というものがあります。

「オムレツライス」は、オムレツと白米、スープなどが付いた定食スタイルのメニューです。

オムライス」とは別メニューですので、注文の際はご注意を。

高円寺で長年愛され続ける「七面鳥」

筆者が来店したのはオープン直後の11時半でしたが、正午前にあっという間に10組のお客さんが訪れました。しかもその大半が平日にお酒を飲んでいます。

ある大物ミュージシャンが「高円寺は僕のダメな部分を許してくれる町」と言いました。

平日の昼に呑むダメさと、それでも幸せそうに呑む人々の表情。

長年にわたって高円寺で愛され続ける七面鳥の魅力は、味はもちろん、なぜか幸せな気持ちにさせてくれる、お店の懐の深さにもあるのかもしれません。

七面鳥
営業時間 11:30〜14:00/17:30〜19:00
定休日 土曜日
電話番号 03-3311-5027
席数 28席
個室 なし
住所 東京都杉並区高円寺南4-4-15
地図 Googleマップ
アクセス 高円寺駅南口から徒歩5分
公式サイト なし
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