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モロトゆーき「東京のパワースポット御朱印巡り」。今までこのシリーズでは、神社や神宮を回ってきましたが、今回は初のお寺です。伺ったのは、東京でもとびっきり有名な「高幡不動尊 金剛寺(たかはたふどうそん こんごうじ)」。「パワースポットには行きたいけど、お寺の参り方がよく分からない」という方でも、これを読めば大丈夫ですよ。

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ナビゲーターは、スピリチュアル・占い・都市伝説専門情報サイトMystical Lifeを運営する芸人のモロトゆーきです!

それではご覧ください。

関東三大不動のひとつ「高幡不動尊 金剛寺」

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「高幡不動尊 金剛寺」は、京王線「高幡不動駅」から徒歩2分ほどのところにあります。駅を降りて右手の方向に参道が見えてまいります。

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この参道を真っすぐ進むと、大きな門が見えてきます。

ちなみにこの日は七夕の時期で、願い事の書いた笹の葉がいたるところに飾られていました。

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大きな仁王門の前で一礼して、いよいよお参りです!

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しかし高幡不動尊はデカいですね。

これだけ広いと何処から巡ったらいいのか迷います。

正しい巡り方はどうすればいいのでしょうか??


そこで詳しい解説を、私モロトゆーきの親友でもあり、たまたま服装が同じでスピリチュアルに詳しいスピリチャルマンにしてもらいましょう!スピリチャルマンよろしく!

ハイ、どうも。スピリチャルマンです!ここからは私が教えチャリます!まずここ高幡不動尊金剛寺は、関東三大不動の一つでもあり真言宗智山派別格本山です。勿論ご本尊は不動明王。平安時代はじめ慈覚大師円仁が関東鎮護の霊場と定め不動尊を奉安したといわれています。

なるほど。しかし大きすぎて巡る順番が分からないです…。

まず基本的に、お寺も神社も参拝は右回りだということです。なので今回の高幡不動尊は、本堂を参ったら弁天堂が正解です。ただ、全部参る必要はなく、縁ある仏さんだけでもお不動さんだけでも大丈夫ですよ。

なるほど。まあ今回は紹介記事なので頑張って参りますよ!

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最初に仁王門をくぐります。門にはいたるところにシールが貼ってありますね!

これは千社札ですね。江戸時代中期頃から神社仏閣の参拝記念に自分の名前や名称等を貼るのが流行り、その名残が今も残っています。ですが現在は貼ってはいけない所も多く、許可や確認が必要です。マナーもあるので注意!

確かに古い札も多いですねー。

お不動さんの参拝

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さっそく手水で手と口を清めます。

さあ、今から不動明王さんを参拝させていただきますね!

しかしそもそも不動明王ってどんな存在なのですか??

出典:https://tokyoartnavi.jp/event_report/index005.php

まずは上の図をご覧ください。日本は神道や仏教の文化ですが、神社が神ならば、仏教はお寺で仏です。そして仏にも階層のような役割の違いがあり、一番上は大日如来、阿弥陀如来、薬師如来などの如来、そして観音や地蔵などの菩薩、お不動さんは明王の位置に入ります。その下が弁財天や大黒天などの天です。

不動明王はどういう役割なんですか?

はい、不動明王は宇宙の根本尊である大日如来の化身、あるいはその内心の決意を表現したものと言われます。怒りの顔は、迷いを打ち砕き、障りを除き、諸願を成就させてくれるお導きの姿です。また、釈迦(しゃか)が悟りを開いた菩提樹下の座禅中に煩悩を焼き尽くしている姿とも言われます! 

聞いているだけでご利益がありそうですね!

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これは何ですか??

これは護摩木(ごまき)と言って、この木に諸願(家内安全、病気平癒、商売繁盛、良縁成就、心願成就…等)を一つ書き、名前と年齢を数え年で書きます。それをご祈祷時に燃やしてくれるのです。なので護摩祈祷で燃やす木=護摩木です。

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いいですね!僕も書かせていただきます!!

えっと…、数え年って、生まれた年の一個上でしたっけ?

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そうですね。生まれた年を0歳ではなく1歳として数えます。ちなみに大きなお寺や神社では上のように厄年の表がありますので、厄年の方はやはりご祈祷をした方がいいですね。

ちなみにモロトゆーきは厄年終わっとりますー。

でモロトさん、強制ではないですが、できればロウソクとお線香をつけましょう。これで仏さんとつながるのです。

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そんなこと言われるとやるしかないでしょー!

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ロウソクなんかほとんどの人がやってないですよ!

皆さんは知らないだけです。仏さんは見ていると思いますよ。ここでの注意は、他の方のロウソクの火をもらわない事です。お寺にある種火かマッチ、ライターでつけましょう。そのくらいロウソクの火は魂が宿ります。炎のゆれなどでその人の状態も分かるほどです。

…これからは必ずやります!!

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この紐のつながりはいったい何ですか?

これは「御手綱(みてずな)」といって、お不動さんと直接つながっています。例えば本堂(不動堂)が開いていなかった時でも参拝できるようあるもので、この五色の綱を持てばお不動さんと握手をした状態になるという事です。

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なるほどー。

中入るんですけど、一応触っておきますね(笑)。

護摩祈祷

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これは護摩祈祷(ごまきとう)のスケジュールですね。

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護摩祈祷すごいですね!迫力に圧倒されます。

護摩は、護摩壇に火を点じて祈願する真言宗や天台宗といった密教の祈祷法です。一説ではバラモン教から取り入れられたと言われています。昔神仏習合だった名残で、神社でも護摩をする場合がまれにあります。先ほどの護摩木はこの火にくべられ祈願されます。

奥殿


不動堂の後ろに朱色の建物があります。ここは何ですか??

ここは奥殿で、こちらにも立派で大きなお不動さんがいらっしゃいます。他にもここ高幡不動尊にある数多くの文化財を保管、展示する堂で、新撰組関係の資料文化財なども多数あり、300円の拝観料がかかります。

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しかし立派な不動明王ですね…。

この横にいる子供のような像は何ですか?

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脇にいらっしゃるのは、こんがら童子とせいたか童子ですね。いわゆる眷属神(けんぞくしん)。大きな神仏に仕える使者です。お不動さんには36童子さらに8大童子がいらっしゃいます。例えば西洋で言う天使は眷属神ですね。そんな存在が沢山いるという事です。

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一人一人特徴があるんですね。

お不動さんは怖い顔をしていますが、子供を見る親のような慈悲深い心で我々を見守ってくれているんです。私達の迷いを断ち、煩悩や災いを消し、心願成就へと導いてくれます。それをお手伝いする童子がこれだけいるのです。ご利益が無い訳がありません。

父親的な仏さんなのですね。

弁天堂

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さあ、他も行きましょう!

まずは弁天堂にやってきました。

大概の弁天堂がそうですが、池の真ん中に弁天堂があるのは意味があるんですか?

弁天さんはインドの水の神サラスバティ−から来ています。日本では宗像三女神(むなかたさんじょしん)の市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)と神仏習合して祀られました。なので海や湖、川などの水に関係しています。

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なるほど。水の神なんですね。

ご利益は何ですか?

七福神の一員としても古くから信仰されてきましたが、やはり天という存在は人間に比較的近い存在で、現世利益を祈願する仏(神)でもあり、芸能の神ともいわれています。技芸上達、商売繁盛、金運上昇、縁結び…などのご利益があります。ちなみにここの正式名は「福徳弁財天」です。

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福徳まで!何より芸能の神…ですよね。

よろしくお願いしますー!!

五重塔と千体地蔵

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大きな五重塔(ごじゅうのとう)があります!

行ってみましょう。

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正面には観音さまがいらっしゃいました!

しかし五重塔、立派ですねえ。

はい。ここの五重塔は45mもありますよ。そして下に休憩室と千体地蔵堂がありますので行ってみませんか?

はい!行ってみます!

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す、凄い!!本当に小さな地蔵が千体…もっとあるんじゃないですか?!

さらに大きな地蔵まで!

空気が違います…。

実はここには四千体が奉納されています!そして目の前にいらっしゃるのは地蔵菩薩ではなく、弘法大師さんですね。

これは大変失礼しました!!

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そしてここの正面には、不動明王をはじめ五大明王(不動、降三世(こうさんぜ)、軍茶利(ぐんだり)、大威徳(だいいとく)、金剛夜叉(こんごうやしゃ)の五明王)がいらっしゃいます。その効力は”災難即滅”といわれております。

4千体のお地蔵さんに五大明王、その他沢山の仏様に弘法大師…。完全に仏の世界に紛れ込んだ煩悩だらけの私でした(笑)。


この扉は何ですか??

実はこの五重塔、4月末春期大祭期間のお不動さんの縁日(28日)にだけ五重塔の最上部まで上がる事ができます。その時にこの扉から上がるのです。

時間が合えば上ってみたい!!

山内八十八カ所巡拝

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次は山内八十八カ所巡拝です。とりあえず行ってみますから、解説お願いしますね。

OK!まず四国八十八カ所霊場巡礼というのがあります。四国の地で、弘法大師が修行をされて、八十八カ所の寺院などを選び四国八十八カ所霊場を創建され、その足跡を巡礼するのです。またの名を”お遍路さん”ともいいます。

それと関係があるの??

勿論。ここは「お砂踏み」といって、四国八十八ヶ所霊場各札所の「お砂」を札所と考えて「お砂」を踏みながらお参りする事で実際に遍路したことと同じとしました。「お砂踏み」は様々な寺院でありますが、ここの場合は山内に造ったということです。

プチお遍路さんですね!

これは行くしかない!!

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入り口を入ると…、

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早速ありましたよ。

ここはクイズなどで楽しく巡れるようになっていました。

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ちょうどこの時期梅雨時で、一面綺麗な紫陽花(あじさい)の花が咲いていました。

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なかなかのプチハイキングでしたわー!

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そして、ゴール地点に太子堂があるのです。お大師様に感謝!

聖天堂と虚空蔵院

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続いて聖天堂にきました。

ここはどういう仏さんですか??

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聖天(歓喜天)さんはインドでいう象の頭の神ガネーシャです。財運、福運をはじめ、いかなる願い事も叶えられるといわれる仏です。ですがその分、間違った方法や失礼にあたる参拝、いいかげんな祈願は逆効果となる厳しい神とも言われています。

厳しいという面ではお稲荷さんとも似ていますね。…とりあえず感謝だけにしておきます。

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虚空蔵院に来ました。

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)さん…菩薩ですね。どういう仏さんですか??

虚空蔵菩薩とは、広大な宇宙のような無限の知恵と慈悲を持った菩薩…という意味です。干支でいうと丑年、寅年の守護本尊でもあります。

知恵の仏さんか。かしこくなりますよーに!!

大日堂の「鳴り龍」

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続いて奥の大日堂へやってまいりました。

ここが一番奥になります。


そうですね。ここが一番奥ということもあって、ここには大日如来、阿弥陀如来、そして不動明王がいらっしゃいます。一番上の位置にあたる如来とご本尊ですね。そして大きな龍の天井画があります。そしてその龍が「鳴り龍」といって、正に”鳴り”ます!拝観料200円で拝観できます。

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山門を入って右手には、五部権現社殿というのがありました。

ここは、八幡、稲荷、丹生、高野、青龍権現という神々がいらっしゃいますね。ここはご近所の方、よく来られる方だけでいいですね。

なるほど。この土地の神々…ですね。

御朱印とおみくじ

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お不動さんの御朱印は、大日堂の山門を出て左手にあります。

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そして不動明王の御朱印をもらってまいりました!!

料金は神社と同じく300円です。

色付きの童子さんの絵もいただきましたよ。

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それは御影札です。ここ高幡不動尊金剛寺は関東三十六不動霊場の第九番札所でもあり、今年は酉年という事でお不動さまの総開帳という大変ご利益のある年です。ちなみに三十六というのは童子の数で、各霊場毎に童子さんの御影がもらえますが今年だけ色付きなのです。

だから今年は特別ご利益があるのかー。

何よりここ高幡不動さんは、「汗かき不動(戦乱の度毎に霊汗を流された)」「不動金縛り(境内から逃れようとする悪人が金縛りのように動けなくなった)」「火防(ひぶせ)の不動尊(近隣で火災があっても雨が降って鎮火等)」の数々の伝説があるほどです。

これは来てよかった!

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おみくじも引きました。

「諦めずに頑張れ!」という内容でした!

…ガンバります。

美味しいモノも食べよう!

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参拝の後は売店に寄ってみましょう!高幡まんじゅうというのがあります。

動き回った後は甘いモノが欲しくなるのです。

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100円程でバラ売りもされいています。上品な甘さで美味い!!

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お昼は目の前の「開運そば」で縁起の良いメニューを味わうのがおススメです。

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味もさることながら、メニューや店内の至る所に、縁起の良い装飾がされています。参拝を盛り上げてくれますよ!!

まとめ


いかがでしたでしょうか?

今回は寺院参拝でしたが、やはりパワースポットと呼ばれる所は気持ちがいいものです。

文化財や寺宝なども、歴史好きにはたまりませんね!

「高幡不動尊 金剛寺」はとても大きな寺院です。ゆっくりと巡られるほうがいいと思われます。酉年の今年中に行くといいことあるかもしれませんよ。皆さんも是非!ではまた。

名称 高幡不動尊 金剛寺
アクセス 京王線「高幡不動駅」から徒歩2分
多摩モノレール「高幡不動駅」から徒歩5分
住所 東京都日野市高幡733

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