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2004年7月にユネスコ世界遺産にもなった熊野

熊野とは、和歌山県南部と三重県南部からなる地域にある熊野三山のことで、歴史も古く、日本の神社信仰の中でも稲荷信仰と変わらないほどの人気だとか。東京にも分社がいくつかあります!

その一つが今回紹介する「新宿十二社 熊野神社」。全国に沢山ある熊野の分社の中でも貴重なパワースポットのようです。気になりますね!

それでは、スピリチュアル・占い・都市伝説専門情報サイトMystical Lifeを運営する芸人のモロトゆーきがお送りするパワースポット御朱印巡り「新宿十二社 熊野神社」編ご覧ください!

東京都庁から程近い熊野神社

熊野神社地図
場所は東京都庁の目の前、新宿中央公園にあります。(※クリックで拡大)

都営大江戸線西新宿五丁目駅A1出口より徒歩4分。

出口を出て左へ真っすぐ進むと「熊野神社前」という交差点があり、そこを右に進みます。

対角線上の交番が目印になります。

ちなみに、この交番前の通りが十二社通りといいます。

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この十二社通り沿い左手に熊野神社の入り口が見えてきます。

この坂を上がると鳥居です。

そして、都庁前駅からならばA5出口より徒歩5分です。

そして出口を出てからは、目の前の新宿中央公園の水の広場から入り、さらに奥に進みます。

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芝の広場が広がりますが、さらに公園を横切るように真っすぐ進むと前方に社殿らしき屋根が見えてきます。

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そしてその屋根のある方へと続く坂を下ると、右手に鳥居があります。

十二社通りの入り口からも公園側からも、同じ鳥居の前に行く事ができるのです!

しかし、この場所にあるのは何か意味はあるのでしょうか?

スピリチャルマン夏
さて今回も詳しい解説を、私モロトゆーきの親友でもあり、スピリチュアル全般に詳しく、たまたま服装が同じなスピリチャルマンにしてもらいましょう。スピリチャルマンよろしくー!

どうも、スピリチャルマンです!今回も私が詳しい事を教えチャリます!この新宿十二社熊野神社がある新宿中央公園の辺りも明治神宮編で解説したのと同じく、富士山から皇居へと流れる龍脈のライン上なので土地のエネルギーは強いのです!

なるほど。それで東京都庁もこの場所なのかな。

そういう事ですね。ただ一説にはその影響で皇居への龍脈のエネルギーが止められているという話もありますが…。まあそれはまた別の機会で話しましょう。

き、気になる…。その都市伝説の話もまた是非!

十二社熊野神社の由緒

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まずは一礼して鳥居をくぐります。

この熊野神社はなぜ貴重なのでしょうか…?

十二社 熊野神社は、室町時代の応永年間(1394〜1428)に中野長者と呼ばれた鈴木九郎が故郷である紀州の熊野三山より十二所権現を移し祀ったと伝えられていて、新宿の総鎮守の神社でもあります。

かなり古いんですねー。

そしてこの鈴木九郎は、自身の産土神(生まれた所の氏神)の熊野の神の一つである若一王子宮(天照大神)を祀ってから家運が上がり、中野長者と呼ばれる資産家になりました。そして応永10年(1403)には熊野三山の十二所権現全てを祀ったといいます。

ちなみに十二所権現とは何ですか??

まず熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社のことで、この三社に祀られている十二柱の神の事を言います。 

ということは、熊野の神様を全員集合させたという事か!

 

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出典:https://www.city.shingu.lg.jp/div/bunka-1/htm/kumanogaku/article/faith/data/data/3_Kumano_Jyunisya.htm

ちなみに上の図が熊野三山の各社で祀られている十二所権現の神仏です。例えば第一殿は、熊野夫須美大神とは、いざなみみことであり、千手観音でもあったりと、しっかりと山岳信仰と神仏が一致した、大変霊験あらたかな神社なのです!

めちゃめちゃご利益ありそうじゃあないですかー!!

ちなみに熊野信仰は全国の神社信仰で、八幡、伊勢、天神、稲荷に続いて第五位、全国に2963社もあるのです!そしてここ新宿の熊野神社の御祭神は櫛御気野大神(くしみけぬのおおかみ)、伊耶那美(いざなみ)大神ですが、他合わせてしっかりと十二社祀られているのです。

スゴい人気なのですね。

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境内に入ってすぐ左には神輿蔵があります。

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立派な御神輿が何体もありますね!

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出典:https://kabuki-cho.blog.so-net.ne.jp/2009-09-21

そうですね。毎年9月に行われる例大祭は氏子町(つまり神様の管轄地域)である新宿一帯を、十三の町を代表する神輿が練り歩きする、新宿の代表する秋祭りです。そして今年は9/16、17の2日間(神輿が出るのは17日)行われます。

そういえばその時期、新宿駅前も賑やかですよね!

熊野三山の歴史とご利益

さて、まずは社務所に立ち寄ります。

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何を隠そう、私モロトゆーきも熊野三山を巡っているのです!

ということで、お礼参りでもあるので旬の野菜を奉納!!

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宮司さんがすぐに本殿に奉納してくださいました!

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出典:https://koramu2.blog59.fc2.com/blog-entry-777.html

皆さんは知っていますか?なでしこジャパンがFIFA女子ワールドカップで優勝した時、日本を出発する前にここ新宿十二社 熊野神社を選手達がお参りに来ています!神懸かった優勝だったのは皆が認めるところですね。しかし、その後は優勝からは遠ざかっています。ちゃんとお礼参りをしたのかな??

ご利益は、感謝が大切…ということですね。

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勿論御朱印もいただきました!

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社務所には様々なお札や御守がありますよ!

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そしてオススメは、なんと言っても御守です!

熊野の御守は、それこそなでしこジャパンの選手が肌身離さずに持っていたと聞きますね。

この三本足のカラスのマークもよく見ますね。サッカー日本代表のマークでしょ??

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出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%AD%A6%E5%A4%A9%E7%9A%87

はい。「古事記」や「日本書紀」には、日本の初代の天皇である神武天皇が南九州から奈良へと向かう時に熊野に上陸したとあり、熊野から大和の橿原への道案内をしたのが、太陽神の天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者として使わされた三本足のカラス「八咫烏」です。

初代の天皇ですか!歴史がスゴい!!

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出典:https://matome.naver.jp/m/odai/2139808972489168601

上の絵をごらんください。八咫烏は太陽の化身で三本の足が特徴。神武天皇を勝利に導いたと伝えられる縁起の良い鳥で、“ゴールに導く神の使い”ともされています。この三本の足は「天」「地」「人」を象徴しています。
三本足の烏は、太陽に住む金鳥として中国の神話にも登場しているのです。

そりゃあ日本のサッカーもご利益にあずかりますねー。

いざ、お参り!

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まずはしっかりと手を清めます。手順は上に、よくある表記がございます。

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そして、熊野三山でもした感謝と祈願をしました!

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祈願後、おみくじを引いたら「大吉」がでました!

お礼参り、熊野の神様に喜んでいただけたようです!!

とある修験道の方などは、修行を始められてからは大吉しか引かないというくらい、神や仏に喜ばれるとしっかりとおみくじに反映されるのです。信じるか信じないかは…ご自由にどうぞ(笑)。

あなた次第です…っていうことですね。

末社 大鳥神社と酉の市

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そして本殿右側には 大鳥神社、そしてその隣に稲荷神社もあります!

ここも解説よろしくね。

OK!まずお稲荷さんは、ここに限らず自分の氏神(自分が住んでいる土地の神社)で、さらに最低月一回は参拝できなければ参る必要ありません。それができないのならば逆に失礼にあたるのです。これはどこの稲荷神社も同じなので覚えておきましょう。さあ、そして大鳥神社ですねー。

??何かあるんですか?

恐らくですが、ここに熊野三山の十二社権現さんがいらっしゃいます。

あれ!?本殿じゃあないのですか?

ここからは推測になります。先ほども言ったように本殿の御祭神は櫛御気野大神、伊耶那美大神です。特に櫛御気野大神という神は熊野三山では違う名前なのです。実は島根県にある熊野大社(出雲国一宮)の御祭神です。そこは熊野三山と全く別モノという説もありますが、出雲国から紀伊国の熊野三山に勧請されたという説があります。

え?熊野三山よりもっと古い神社ということですか?

そうなりますね。そして先に出てきた櫛御気野大神という神様、別名があります。出雲の国を創った神、スサノオです!恐らく熊野三山に写ってから天照系の神様と仏を入れた熊野権現に変わったのでしょう。それを知ってか、明治以降に今の御祭神名にしたようです。経緯は分かりませんが、ここ新宿で元祖と本家が統合されたような形になっているのです!

すごい!出雲大社東京分詞編であったような歴史がここでも関係しているんですね!

新宿の熊野はあれですね。例えれば、餃子の王将と大阪王将が統合されたような感じですね!

……まあ、それでいいです。

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出典:https://12so-kumanojinja.jp/kawara/188/

そしてここは大鳥神社の分社。大鳥神社といえば目黒にもありますが、縁起熊手を購入する酉の市が有名ですね。開運や商売繁盛のご利益があると言われています。普通熊手は派手で大きいのが好まれますが、ここのは地味ですが写真でも分かるように、新宿十二社大鳥神社とはっきり書いてある熊野の熊手なのです!

逆にシンプルでいいですね!!

芸能の神 弁財天

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そして本殿から一番右奥には弁財天社があります。

弁財天って、何ですか??

弁財天は七福神としても有名ですね。福徳、財運、諸芸上達の神として広く信仰されています。ルーツは古代インドの水の女神サラスバーティーです。ここの弁財天さんはかなりご利益がありますよ。

なぜですか??

水神の使いは蛇とされ、弁財天の縁日も「巳の日」です。そしてここ新宿の熊野神社では何度か白い大蛇の目撃情報があり、見た人は高額宝くじに当選したり、大いにご利益があったということです。

新宿で白蛇!一度見てみたいなー!!

昔あった「十二社の滝」

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宮司さんの話では、ここ新宿十二社 熊野神社の辺りはなんと滝があったというのです!

今では考えられません。

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これが実際の滝との事。

しっかりと水流の強い滝です!

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出典:https://www.kouiki-kansai.jp/j_culture/route08/smp/spot126.html

熊野三山の熊野那智大社には、龍神さんがいる壮大な那智の滝があります。最初にここに熊野神社を創った鈴木九郎さんももしかしたら故郷熊野の那智の滝を思い出していたのかもしれませんね。

那智の滝ほどではないにしても、熊野の神を祀るには最適だったのかもしれないですね。

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他にも驚かされたのが、十二社大池という池もあったとか!

今は昔の面影は無くなっています。

いえいえ、そんなことはありません。この一帯新宿中央公園は、龍神が棲むと言われています。それは水場があった証拠です。その名残としてここの公園には人工的ではありますが、「ナイアガラの滝」と「白糸の滝」があります。

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確かに来るときにあったな。だからここもパワースポットと言われるのかー。

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入り口の鳥居のすぐ右手に「十二社の碑」というのがありました。

昔から多くの人々に親しまれた場所であったのが分かりますね!

まとめ

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日本の創世の歴史に深く関わってきた熊野。

そのご利益がしっかりと感じられる新宿十二社 熊野神社に皆さんも足を運んでみてはいかがですか?

きっといい事ありますよ!!

熊野三山や熊野にゆかりのある人は勿論、そうでない方も、熊野の神様はここ一番できっと力になってくれますよ!皆さんも八咫烏に導かれてみましょう!ではまた!

名称 新宿十二社 熊野神社
住所 東京都新宿区西新宿2-11-2

 

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