有楽町駅前の「東京交通会館(※以下交通会館)」をご存知ですか?オフィスやお店、パスポート取得のためなど、日々たくさんの人が出入りする複合商業施設です。
実はここでは毎週末と祝日にマルシェが開催されています!
今回は最近食材選びに力を入れている山本蓮理が、ある日の交通会館マルシェの様子をレポートします!
目次
交通会館マルシェとは
交通会館は有楽町駅前にあります。マルシェは交通会館の外にあるピロティで開催されているので、歩いているとにぎやかな雰囲気に気がづくはず。三省堂書店の目の前のスペースで、屋根もあるので雨の日も安心です。
出店数は約20~30店。日によって変動しますが、食品の販売店が多いです。時間は11:30~17:30。町の紹介など、大々的なフェアが行われてることもあります。
交通会館マルシェはスペースとしてはコンパクトなので、ひとつひとつのお店をじっくり見て回ることができます。それでは、私が気になったお店をご紹介していきます!
モカジャバコーヒーロースター
自家焙煎の珈琲豆を焼きたてで提供する「モカジャバコーヒーロースター」。毎週末交通会館マルシェに出店しているそうです。
世田谷にお店があり、普段はネット販売などもしているそうですが、マルシェでの販売は特別価格!豆だけでなく、お湯を注ぐだけで飲めるドリップパックやアイスコーヒーボトルも人気です。
一緒に販売されている「大きなマフィン 200円」。コーヒーとセットで購入がおすすめです。チョコレート、ブルーベリー、バナナ、パインオレンジの4種類があります。名前の通り、手のひらからあふれるくらい大きいので、おやつだけでなく朝ごはんやランチに添えても。
いぶしや山平
沼津の干物と燻製のお店「いぶしや山平」。店頭にはたくさんの加工された魚たちが並んでいます。ほぼ毎週末都内のマルシェに出店していて、交通会館マルシェには月に一回の出店だそうです。
創業70年、老舗の出汁のお店のだしソムリエが厳選した「おだしカクテル」。様々な食材をブレンドしてできた出汁が、使いやすい瓶詰になっています。その日の気分や料理に合わせて使え、一気に本格派の味になります。
写真は燻製。干物もたくさんあって、どれを買おう…と迷っていると、サービス精神旺盛な店員さんが話しかけてくださいました。最終的に3つで1,000円でいいよ!と割引まで。この距離感がマルシェのいいところですね!
最終的にさばの干物、かますの燻製、ほっけの燻製の3種類を購入しました。干物は冷凍で45日持ちます。燻製は冷蔵保存しておけば焼かなくても食べられるそう。一人暮らしにもちょうどいいサイズで、家に常備しておくととても重宝しました。さばは干物ながらしっかり脂がのっていて、食卓が一気に贅沢に。お酒のあてにも最適です!
大塚オリーブファーム
地中海沿岸のレバノンから直送!のオリーブオイル専門店「大塚オリーブファーム」。完全無農薬のオリーブを手摘みし、更に無濾過で仕上げたオリーブオイルを販売しています。
無濾過のオリーブオイルはあまり味わったことがないので興味津々。早速ソルトとガーリックソルトでそれぞれカスタマイズされたオリーブオイルを試食させていただきました。調理に使ってしまうのはもったいないと思うほどのしっかりした風味!このオリーブオイルなら飲めます。2016年10月に搾りたてのオイルが一押しで、120ml入りが1,000円で販売していました。
プラネットショコラ
パンとコーヒーが楽しめる「プラネットショコラ」。飲食スペースも併設しているので、休憩するにはもってこいです。
このお店はこの場所で平日も毎日やっているそうですが、「miniハードロールセット 600円」はマルシェを開催する週末のみの販売。小さくて歯ごたえのあるドイツパンがたくさん入ったお得感あるセットです。
ずらりと並んだパンたち。クロワッサン系のシリーズが豊富でした。人気商品はルバーブのパイと、あんこクロワッサンだそうです。
「ルバーブパイ 300円」を購入しました!休憩しながらいただきます。
ルバーブは酸味の強いフキのような野菜です。これを煮詰めてジャムにするとおいしいのです。こちらのルバーブパイは大きさも厚みもあって食べごたえ抜群。
パイ生地はしっとり、甘め。ルバーブのフィリングはとっても肉厚!甘酸っぱく爽やかな中に、こってりとした甘さが残って後を引く美味しさでした。
マルコマール・ハポン
なんとも珍しいからすみの専門店「マルコマール・ハポン」。からすみをもっと身近に感じてほしいというコンセプトがあります。アンチョビやオリーブオイルなど、スペインから輸入した食材も扱っています。
からすみとは、魚の卵巣を塩漬けにしたのち乾燥させたもの。この日はタラ・まぐろ・ボラの3種類のからすみを販売していました。少量パックもあるので、からすみを食べたことのない方も気軽に購入できます。塩気とくせになる味がパスタとも相性抜群。ぜひいろんな種類をいろんな料理で試してみてください。
茨城県常総市 元気村
茨城県常総市の農産物直売所「元気村」の野菜が有楽町で買えてしまううれしいお店。元気村に登録している生産者の方は130名にも上るそう。その名の通り元気いっぱい大きく育った野菜は、種類が豊富な上、とにかく安い!お客さんもひっきりなしに訪れ、安さと品質に感嘆の声を上げていました。
私がついつい買ってしまったのはこちらの野菜たち。ナス、じゃがいも、オクラ、ゴーヤです。なんとどれも100円前後でした。買いすぎたかな?と思ったのですが美味しいので食が進み、気付いたら使い切っていました。東京に暮らしていると、なかなか農産物直売所に行く機会もないのでここで買えるのは重宝しますね。その時々の旬のものを見つけて、一番美味しい時に食べる幸せを感じることができますよ。
Blue Stone Japan
南フランスのジャムが揃うお店「ブルーストーンジャパン」。月に3回ほど、土曜日に出店していることが多いそうです。
ジャムはすべて、ニースのお店から直輸入されています。日本でこのジャムが買えるのはここだけだそうです。「ローズジャム」や「フランボワーズジャム」をはじめとした華やかなジャムが並びます。「アーティーチョークディップ」など、野菜のディップソースも置いてあります。どれも美容と健康を意識した素材をブレンドし、洗練された味わいになっています。
TOMATO 畑
木製の食器を販売する「TOMATO畑」。こちらで販売されているものは防カビ剤などの薬を使用せず、子供でも安心して使うことができます。
木には年輪や筋など生まれ持った模様やシミがありますが、一般的に販売されている商品はそれを目立たなくするために薬が塗られているそうです。食器は料理に触れたり、直接口に入れるもの。どうにかその薬を使わないで済む方法はないかと考え出されたのが、「目立たなくなるまで乾燥させる」という手法でした。長い時間をかけて乾燥させた木はカビにも強くなります。
子供にも安心して使える食器を目指し、こちらのお椀にはあるしかけが。なんとお椀自体が起き上がりこぼしのようになっていて、傾いても戻ってくるのです。プレゼントにも喜ばれそうですね。
マルシェでは、工房直送のため10%オフで買うことができるそうです。
千葉スペシャル
商品を販売しているお店ではありませんが、交通会館マルシェには靴磨きをしてくれるお店もあります。「千葉スペシャル」というお店です。
靴磨きは1回1,100円。毎日交通会館周辺で営業していますが、平日と土日で少し場所が変わるのだそうです。屋外でのんびりくつろぎながら靴を磨いてもらう週末…。これでまた月曜日からがんばれそうですね!
まとめ
交通会館マルシェは、有楽町駅前という好立地。こんなに駅近のマルシェはなかなかありません。更に毎週末開催されているので、気軽に立ち寄れる度No.1のマルシェなのではないでしょうか。
マルシェは一期一会。今回ご紹介したお店はほんの一例で、交通会館マルシェでは毎回様々なお店が出店されています。「何か美味しいものに出会えるかも!」「楽しいことがあるかも!」と気軽に参加すれば、自分でも思いがけない発見があるはず。今週末はぜひ、マルシェで充実した週末を過ごしましょう!
<東京の他のマルシェ>
・全国の農家・料理人が集結!青山ファーマーズマーケットが楽し過ぎ!
名称 | 東京交通会館 |
---|---|
住所 | 東京都千代田区有楽町2丁目10−1 |