毎日食べても太らない、おいしいお菓子が食べたいあなた。

2020年10月20日にリニューアルオープンした低糖質&低カロリー&グルテンフリーのスイーツ専門店「夢見菓子」は、そんな夢を叶えてくれるお店です。

「美容と健康を気遣う大人たちの夢を叶える」をテーマに生まれ変わったスイーツをラインナップ。

オーナーである山本蓮理さんに、“夢見菓子”について話を聞きました。

山本さんは、東京ルッチライターとしても活動されています。

「夢見菓子」のスタートは離職がきっかけ!?

夢見菓子オーナー/山本 蓮理

「夢見創」代表。低糖質&低カロリー&グルテンフリースイーツ専門店「夢見菓子」オーナーパティシエ。
30歳を前にイベント会社を退職し、ネット販売の焼き菓子ブランドを立ち上げる。
資金&資格なしからのお菓子屋さんの応援のため、レンタルキッチン事業や開業相談なども行っている。
製菓衛生師資格は独学で取得、フードアナリスト協会認定講師としての一面もある。

夢見菓子公式ホームページ

「夢見菓子」のリニューアルオープンおめでとうございます。

ありがとうございます!

低糖質&低カロリー&グルテンフリーとしての「夢見菓子」は2019年の6月にオープンしたんですけど…。

もっとコンセプトをしっかり固めて今回リニューアルするに至りました。

大人が楽しめるお菓子になってるんですよね。

糖質オフ&カロリーオフ&グルテンフリーがウリです!

あと大人が楽しめるように…ということで、お酒が入っているお菓子がメインです(笑)。

夢見菓子のこだわり

①お酒を使った大人味
②オリジナルパッケージ
③食べすぎ防止のミニサイズ
④シンプルな材料選び

大人にとってはイイことづくめです。

そもそもどうしてそんなお菓子を作ろうと思ったんですか?

もともとはイベント関係のお仕事をしていたんですが、7年目くらいの時にちょっとやりがいを感じられなくなってしまって、退職してしまったんです。

その時は精神的に追い詰められてしまっていたのかも!?

それで仕事をお休みした時期に、新宿のライブバーをお手伝いすることになり、そこへお菓子を出すようになったのが始まりです。

お菓子作りは子どもの頃から好きだったんですか?

そうですね。働きだしてからはすっかり遠のいてしまっていたんですけど、このお菓子作りをきっかけにだんだんと自信を取り戻していった感じですね。

もともと弾き語りをやっていたので、歌の世界観をお菓子に取り入れたりしてけっこう評判が良かったんです。そこで、ちゃんとお店としてやってみようかなって。

健康を意識すると大人はお菓子を楽しめない!?
でも夢見菓子にはそんなの関係ない!

そんなすぐに始められるものなんですか?

ライブバーのオーナーが菓子製造業の許可も取ってくれて、立ち上がりは意外と順調だったかも。

でもお菓子って栄養がないし、お砂糖や小麦粉がたくさん入っているから、試作を繰り返すうちに、冷え性が悪化したり体重の増加を感じるようになったんです。

お菓子が好きで、食べたいけど、このままでは自分の健康が侵されてしまう…。

一時はお菓子屋を廃業するかと考えるまでに追い詰められてしまいました。

そうだったんですね…。

食事改善やダイエットに取り組む日常で「糖質制限」に出会い、これがお菓子で実現できたらと夢を持つようになり、低糖質スイーツの研究を始めました。

初めて「これなら低糖質でも美味しい。自信を持って食べてもらえる!」と思ったのは、「夢見るためのガトーショコラ」が完成した時です。

それと同時に、これまでお菓子をプレゼントしても

「ダイエットしてるからごめんね」
「糖質を避けていて食べられないんだ」

…と残念そうに言っていた周りの人々の顔が思い浮かびました。

確かに問題なく食べられそう!

自分と同じように悩む人々にも、これなら食べてもらえるかもしれない…。

そう感じた時の喜びは、今も忘れることができません。

その後さらに“低カロリー”や“グルテンフリー”の要素を加えて、いまの「夢見菓子」になっていくわけです。

コンセプトでもある「大人の夢が詰まっている」がパワーアップされたというわけですね!

「夢見菓子」という名前には、“大人になっても夢を見られる世の中を作りたい”という気持ちが込められていて、子どもの頃から大好きだったスイーツを、罪悪感なくエレガントに楽しんでほしいですね。

夢見菓子に出合いたいなら夢見マルシェで、待ってるよ!

お客さんはやっぱり女性が多いですか?

どうしてもお菓子を好きな人は女性が多いので、コアなターゲットではあるけど、男性の方も増えましたよ。

“大人の夢を叶える”ってテーマがあるので、購入される年齢層がちょっと上がった感じです。

そうなんですね。おもしろいお客さんとかいました?

えっ、なんだろ!?

おもしろいとかではないんだけど、単純にうれしかったのは、クリスマス会に向けて老人ホームから注文があったことですね。

高齢者は食事制限が厳しい中で、お菓子の需要があるんだなって。

制限の中でわざわざ探して選んでくれたのは本当にありがたいです。

季節の祭事やイベントはもちろん、お菓子はちょっとした時にも食べたくなりますよね。

今まではネットショップでしか買えなかったけど、10月から新たに「夢見マルシェ」という実店舗を始めたとお聞きしましたが…。

そうなんです。新宿御苑近くのお蕎麦屋さん「なかむら庵の軒先で週3回、夢見キッチンで作られたお菓子を日替わりで販売しています。

今まではネットショップでの販売しかなかったので、やっぱりお菓子は対面販売でお客さんの反応が分かった方が楽しいだろうなと思って!

SNSを見て買いに来てくれたり、近くの会社のOLさんが買ってくことが多いです。

なかむら庵のお客さんがついで買いして帰ることもあるみたいですね(笑)。

ん、夢見キッチンってなんですか?

あっ、説明してなかったですね。

実は「夢見キッチン」というシェアキッチンも運営しているんです。

利用者さんとも色々協力しあいたいなと思っていて、シェアキッチンを使って作られたお菓子も夢見マルシェでは販売しているんです。

イイつながりですね。

なかむら庵の軒先は、カウンターキッチンみたいな作りになっているのとデッキならではのアウトドア感があります。

ちなみに冬季はお客さんも寒いだろうということで、店内の一角を借りて営業します。

いろんな人が集まる場になればイイなと思ってます。

夢見菓子をもっと大きくしつつ、夢見マルシェを共有する同じお菓子仲間をもっともっと盛り上げていきたいですね!

夢見マルシェ

営業時間 :【火・木・金】11:00~16:00
      ※冬季は12:00~16:00
アクセス :新宿御苑前2番出口から徒歩3分
住所   :東京都新宿区新宿1‐32‐1(蕎麦角ヤ 新宿花園町 なかむら庵 テラスにて ※冬季は店内にて営業)
地図   :Google Mapで地図を確認する
公式サイト:夢見キッチン・夢見マルシェ

蓮理さん、ありがとうございました!!

お家で簡単に作れるレシピを特別に教えてもらいました!

ココアで作る!低カロリー&低糖質&グルテンフリーの簡単ガトーショコラ

1ホールあたりの糖質・エネルギー

エネルギー 683kcal
糖質 71.7g
ラカントを除く糖質 11.7g 
※ラカントの糖質は体内で吸収されず体外へ排出されます

インタビューの最後に、せっかくならと自宅で簡単に作れるレシピを教えてもらいました。女性なら誰もが食べたくなるカロリーゼロのラカントを使ったガトーショコラのレシピ。

お家にある材料で簡単にできるようにアレンジしており、ラムブランデーを使って風味豊かに仕上げるのがおすすめです。

お酒のケーキが好きな方は、焼けた後に刷毛でラムを塗るとより香り高くお楽しみいただけるのでは?


<材料>
※14〜15cmのホール1個分。パウンドケーキ型などでもOK
バター 30g
ラカント 60g
卵 2個
ココア 40g
アーモンドパウダー 20g
牛乳 35g
ラム(ブランデーでもOK) 10g  ※ない場合は牛乳の量を10g増やしてください

◆レシピ
1. 材料を全て量る。オーブンは160度で予熱する。

2. 常温でやわらかくしたバターをボウルに入れて泡立て器で混ぜる

3. ラカントを入れてさらに混ぜる

4. 卵を少しずつ入れる

5. ココアとアーモンドパウダーを入れて混ぜる

6. 牛乳とラムを加えて混ぜる

7. 型に流し入れる

8. 予熱しておいたオーブンに入れ、35分焼く

9. 焼けたら粗熱が取れるまで冷まし、型から外し、完成!

ご家庭でもぜひ、チャレンジしてみてください!

まとめ

食べたくても食べられない!そんなイライラから解放されそうな夢見菓子の低糖質&低カロリー&グルテンフリーなお菓子たち。食事制限が気になる大人の方でも気兼ねなく楽しめるのが嬉しいですね♪

しかも特別感があって、もらって嬉しい手土産になりそう。新宿に出店した夢見マルシェに行ってもよし、遠方の方はネットショップの方でぜひぜひチェックしてみてください!

〈取材・文=竹治昭宏/編集=じんろう/撮影=ゆうこば〉

竹治 昭宏

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