東京ルッチを御覧の皆様、漫才協会所属の現役漫才師・木曽さんちゅうです!


毎回、日本屈指の観光地・浅草の演芸場・浅草東洋館での公演『漫才大行進』に出演している皆様をご紹介しております!

この記事を機会に、恐らくまだまだ距離感がある方が多いであろう、演芸場に足を運ぶ方が増えることを願ってます!

 

だって一度来て頂ければ判る筈、本当に面白い芸人さんが沢山出てらっしゃるんです!

 

前々回は内海桂子師匠、前回は…


「ケロゲーロ!」で御馴染み、青空球児・好児師匠でした!

漫才協会オススメ芸人ファイル②現役最古参漫才コンビ・青空球児・好児

さぁ、まだまだ沢山いらっしゃいます、今回もまたまた演芸ファンの皆さんであれば知らない人は居ないであろう、この方々をご紹介します!


おぼん・こぼん師匠です!!

“漫才協会”という名前ですから、漫才師が所属している訳ですが、それがおぼん・こぼん師匠に関してはひと口に“漫才師”のカテゴリーで縛るのは少々無理があると言って良いくらい、本当に多才で多彩な方々なんです!

それではまずはおぼん・こぼん師匠がどんな方々なのかから紐解いて行きましょう♪

おぼん・こぼんをご紹介


写真右がおぼん師匠、左がこぼん師匠。

初めての方、“大きい”から“お”ぼん師匠“小さい”から“こ”ぼん師匠、と覚えて下さい♪

おぼん師匠が1949年2月2日生まれ、こぼん師匠が1948年12月24日生まれ、同い年で御二方共に2018年現在69歳!!

若いです、あらゆる意味で若いです。

 

そしておぼん・こぼんのコンビ結成が1965年、すなわち結成52年!!

 

おぼん・こぼん師匠が確固たる地位を築かれたのは、1980年、日本テレビの番組『お笑いスター誕生!!』という番組で、何と!10週連続勝ち抜きグランプリを受賞してから。

この『お笑いスター誕生!!』は当時若手お笑い芸人の登竜門的な番組で、あのとんねるずさんやウッチャンナンチャンさんなども輩出した、伝説の番組なんです。

さぁ、そんなおぼん・こぼん師匠の魅力を大きくポイントで3つに絞り、ご紹介して参りましょう!

見どころ

とにかく多才で多彩!

観た人がとても得した気分になるコンビ、おぼん・こぼん!

ご紹介したい芸を沢山お持ちの御二人ですが、そんな中でも特にピックアップしたいポイントを3つにまとめてご紹介します!

まず1つ目は…

トーク!

言うても基本は“漫才師・おぼん・こぼん”ですから…そのトークは勿論絶品☆☆☆


おぼん・こぼん師匠のトークは、この写真からも分かる通り、お客さんを意識したスタイル。

目線は常にお客さんの方に向いていて、語り掛けるように話を進めて行く、これが親近感を生み、笑いを生むのです!


そしておぼん・こぼん師匠のトークは…“スピード感”も魅力の1つ!

ベテランのゆったりしたテンポと異なり、とにかく軽く跳ねるような早いテンポのトークが実に心地よい♪

時折アドリブも挟んで来ますし、時事ネタもさり気なく散りばめれられるので、ベテラン→古臭い、といった雰囲気は皆無!

あと毒舌(…これはおぼん師匠ですが)もたまに放り込んで来たり…とにかくトークの引き出しの多さは目を見張ります!

タップ!

演芸に造詣の深い方に「おぼん・こぼんと言えば?」という質問をしたら、必ずやこう返って来るでしょう。

「タップ!」と。

順番は前後しますが…おぼん・こぼん師匠の出番の際はこのようなスタンバイがなされます。


タップとは…タップダンスの略で、靴底の爪先と踵の部分に金属の板を取り付け、曲のテンポに合わせながら床を踏み鳴らすダンスのこと。

漫才師なのにタップ、これがおぼん・こぼん師匠が唯一無二の存在である所以の1つ!


演芸場でタップを堪能させてくれるのは、おぼん・こぼん師匠だけ!

これが私が“演芸場をディナーショーの世界に誘う”と評した理由の1つ。

とにかくステージがゴージャスなんです!

歌!


おぼん・こぼん師匠はご自身で歌も出されてますし、それだけじゃなく、替え歌モノマネなど、バリエーションも豊富!

他にも懐メロなんかも披露されるんですが、これが中高年のお客さんが多い演芸場にはピタッとハマり、劇場内はとてもほんわかした世界に包まれるんです♪

これが持ち時間の最後の方で披露されることが多く…観ている方々に〔あぁっ、イーもの観られたなぁ〕という充足感を与えてくれるんです。

演芸場の中でおぼん・こぼん師匠によってエレガントなディナーショーが繰り広げられるのです♪

その充足感を是非、皆様にも味わって頂きたいです!

最後に


ここまで紹介して、多分かなりの方が感じてらっしゃるかと思うのですが…


…とにかくパワフル!!

改めて観て…まもなく70と思えない、ハイパーさ♪

これは純粋に観てて元気を貰えます!!

そして何と言っても、このバラエティーに富んだ“ディナーショー”の如きゴージャス感!

“寄席”“出囃子”“三味線”…こういった演芸場の定石をことごとく覆すショーマンシップは、まさにプロの成せる業!

お得感たっぷり、本当に観ててスッキリ爽快な気分にさせてくれるんです♪

 

“演芸場”“寄席”に“古臭い”“ダサい”イメージを持っている貴方、是非生のおぼん・こぼんを観てみて下さい…その偏見は必ずや覆されますよ♪

 

そんなおぼん・こぼん師匠も出演する浅草東洋館の、楽しみ方やアクセスは「浅草東洋館の楽しみ方!出ている漫才師が教える観覧マニュアル!」の記事をどうぞ!

《浅草東洋館》
営業時間:11:30~16:30
住所:東京都台東区浅草1-43-12⇒Googleマップ

  • シーシャ(PC)