東京ルッチを御覧の皆様、漫才協会所属の現役漫才師・木曽さんちゅうです!
東京ルッチは、観光スポット、グルメ、ショップなどを中心に紹介する中、私は職場である演芸場・浅草東洋館を紹介させて頂くという独自路線を進ませて頂いております♪
そして前回は…“現役最高齢芸人”内海桂子師匠の魅力をご紹介致しました!
2018年5月の時点で何と!95歳ですからね、老いてなお盛ん、その舞台を是非生で観て頂きたい!
そして2回目である今回は…演芸のオールドファンの方であれば知らない方は居ない、“ゲロゲーロ!”のフレーズで御馴染み、青空球児・好児師匠です!
さぁ、今回は青空球児・好児師匠が観たくなるその魅力をたっぷりご紹介したいと思います♪
青空球児・好児をご紹介
青空球児師匠
1941年8月17日生まれ、2018年5月現在76歳!
神奈川県横浜市出身。
一応ツッコミ担当と言って良いと思うんですが、細かいところは後程改めて。
ダミ声でゆったり重みのツッコミを入れながら、会場を笑いの渦へと誘います!
一度見たら忘れないであろう、その個性的なキャラクターはまさに“唯一無二”と言って良い!
余談ですが…現在、私も籍を置く漫才協会の6代目会長を務めています。
青空好児師匠
1943年10月2日生まれ、2018年5月現在74歳!
ボケ担当、ふわふわとした物腰の柔らかい雰囲気で心地よいテンポでボケて、球児師匠を当惑させるやりとりは絶品!
芸人以外の顔としては、2003年に世田谷区議会議員選挙に出馬し当選。その後2015年には四選を果たしている。
コンビ結成が何と!1965年!
コンビ歴50年超えという、まさにレジェンド!
1973年には『NHK漫才コンクール』(今でいう『M-1グランプリ』みたいなもんですね)で優勝、その後テレビ・ラジオで大活躍!
バラエティーや演芸番組だけでなく、ドラマやアニメの声優など、その芸風は多岐に渡っています!
見どころ
名作ネタの数々
何と言っても球児師匠の「ゲロゲーロ!」のフレーズが有名な故郷のネタ、これは代表作の1つです!
好児師匠が細かい勘違いを繰り返し、それに段々ヒートアップする球児師匠、、、このやりとりは絶品です!
他にも“逆さ言葉漫才”“国定忠治”など、名作は枚挙に暇がない!
いつどのネタをやるかは…これくじ引きと一緒で、行ってみてのお楽しみ♪
身体を張る!
まずはこちらをご覧いただきましょう♪
これは名作“故郷のネタ”の中の「ひっくりかえる」のくだりですね♪
以前は球児師匠が“ひっくりかえって”いたんですが、とにかく!御年74歳の好児師匠が硬いステージの上ででんぐり返しをやられるんです!
充分身体張ってると思いませんか?
この舞台に掛ける思い、是非生で味わって頂きたい!
アドリブ
球児・好児師匠は…結構アドリブが多い!
イメージ的には好児師匠の方が先に口をついて出て来るイメージがあるんですが、それに球児師匠も即応で突っ込む、このスリリングさも大きな魅力なんです!
昨今、ツッコミ側の芸人さんがテレビで活躍するケースが増えてますが…球児師匠はその先駆けと言って良い存在。
個性的な風貌(すいません)だけじゃなく、ツッコミとして機転が効くだけじゃなく、その言葉選びも面白い!
これがアドリブとなると、またその魅力の輝きが増すのです☆☆☆
是非、いつ飛び出るか分からないアドリブの妙も楽しんで頂きたい!
最後に
青空球児・好児師匠は“漫才師”でありながら、センターマイクではなく、御二人がそれぞれハンドマイクをもって右に左にと舞台を歩き回りながらネタを進めるスタイルです!
「それって漫才なの?」と思う向きもあるかもしれませんが…そんな疑問を吹き飛ばすくらい、青空球児・好児師匠のステージは力強く、観てる側の心を鷲掴みにします!
“漫才師はセンターマイクに向かって喋る”という既成概念に留まらない、舞台を歩き回る、躍動感溢れる青空球児・好児師匠の漫才は生でこそ、その魅力が楽しめるんです♪
そんな青空球児・好児師匠も出演する浅草東洋館の、楽しみ方やアクセスは「浅草東洋館の楽しみ方!出ている漫才師が教える観覧マニュアル!」の記事をどうぞ!