2017年5月27日(土)から公開される映画「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」。元気いっぱいの台湾人女性リンちゃんと、奥手な日本人青年モギさんの恋愛模様を描いたこの作品、なんとFacebookで生まれた本当の話なのです。今回は、そんな話題沸騰の映画「ママダメ」で、モギさんを演じた主演の中野裕太さんにインタビューしてきました。
ここでしか聞けない舞台裏やロケ地の映画情報から、中野裕太さんがおススメする東京のスポットといったプライベートな情報まで、あますことなくお伝えします!ナビゲーターは映画のことなら私におまかせ!杉本結です!
あらすじ
台湾に住む、日本のアニメやドラマが大好きで大学でも日本語を専攻するリン。そんなリンのFacebookにメッセージが届いたのは、日本が大震災に襲われた直後だった。メッセージを送ったのは、日本人青年モギ。モギは復興支援に協力的な台湾の人たちに興味を持ちメッセージを送ったのだ。そうしてはじまった、リンとモギのFacebookのやり取り。チャットの内容は、日々のたわいない出来事の話題ばかりだが、日に日にそのやり取りが楽しくなっていく。
そしてついに、ゴールデン・ウィークに台湾で出会った二人。縮まる二人の距離。その日から、たわいもないチャットのやり取りが二人にとってのデートになった。やがて、リンの淡い気持ちは日本へ、モギの恋心は台湾の彼方へと飛んでいくのだった!
恋愛にはちょっと奥手な日本人男性と全力で好きな人にぶつかっていく台湾人女性。2人の恋愛模様で恋に臆病なあなたも勇気づけられること間違いなし!果たしてモギさんは、リンちゃんのママという最大の障壁を乗り越えてゴールインできるのか?!
2012年に2人のFacebookがまとめられたフォトブック「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」が原作。リンちゃんのお洒落なファッションや楽しいキャラクターが人気となり、じわじわとファンを増やしてついに映画化されたのです!
それでは、中野裕太さんのインタビューです。どうぞ!
作品について
主人公の役作りで苦労した点などありましたか?
役作りというよりは、外見の変化をリンちゃんからのリクエストに近づけました。くるくるパーマにして欲しい、ひげをはやして欲しいというものでした。後は、健康的で包容力のあるモギさん自身に近づけるために5キロほど増量して、アクティブに活動しているような感じに肌も少し日焼けしました。撮影前は髪が短くてパーマをかけてくれた美容師さんは本当に苦労したと思うよ(笑)。
この映画は実話ということでご本人達にもお会いしているようですが、どのようなカップルでしたか?なにか印象的なエピソードがあれば教えてください。
単純に見ていて素敵。2人にはタレントのようなオーラが支持される前からあったと思う。個々のキャラクターもしっかりとしているし、2人でいる時の空気感がとてもいいんです。
リンちゃんのFacebookすごくおもしろい写真が多くて毎日が幸せそうですよね。リンちゃんってどんな人ですか?
本当にお祭り好きな2人。リンちゃんに連れられてモギさんは外出するんじゃないかな。
SNSを利用した出会い方は現代的でもあるなと思うのですがどのように思いますか?
ありですよね。昔なら道の角を曲がって肩がぶつかりハンカチが落ちて恋に落ちるようなことがあったのなら、本質的に似たことがSNSでも起こりうる時代なんじゃないかな。恋に落ちる瞬間がSNSでも同じように起こっていることが大事なんだと思います。
出演者について
リンちゃん役のジェン・マンシューさんは実際に日本語は話せるのですか?撮影中の2人の会話はどのようにしていたのですか?日本語?
ジェン・マンシューさんは日本語はほとんど話せなくて、中国語と英語のMIXでの会話でした。言葉の壁は全然無かったです。純粋で素直な方で話そうともしてくれたので言葉とか関係ないんだなって。物静かであまりしゃべるタイプに見えない印象だけど、意外と話してみるとコミュニケーションをしっかりととってくれる女優さんでした。それは監督や周りの人に対してもそうでした。
蛭子さんがモギさんのお父さん役で出演していましたが、なにかお話されましたか?
本当に面白い方でした。ジェン・マンシューさんは大のお気に入りで「可愛い可愛い」と言っていました(笑)。
似顔絵を描いてプレゼントしていましたね。
さすが漫画家さん!
うらやましかったな。
ロケ地について
台湾のロケはしやすかったですか?
すごく親日家が多い国なのでwelcomeな雰囲気で撮影はしやすかったです。
タクシーに乗った時など相手が日本人だとわかると、なにか日本語で話しかけようとしてくれたりするんです。人はすごく温かいしプロフェッショナルな仕事をするスタッフさんがそろっていました。なので撮影はとても楽しく順調にできました。
台湾と日本での遠距離恋愛の中で、2人は沢山の観光地に行って撮影していたようですが、台湾と日本それぞれ思い出に残ったロケ地はありますか?
台湾はフーロンでの海の撮影が良かったです。8月下旬の波が高い時期の撮影だったのでジェン・マンシューさんは波を怖がっていましたね。
私は台湾で二人で原付に乗るシーンは、ハニカミがとまらなくてきゅんきゅんしちゃいました。
ちょっとあのシーンの時は雨が降ったりしたけど絵になるシーンが撮れたね!
すごく傘も印象に残るシーンでしたが、あの雨は降らせたものではなく自然なものだったのですか?
雨が降ったのは偶然で奇跡のタイミングでの撮影だったね。
では、日本も沢山の場所が登場しますが撮影で印象に残ったのはどこですか?
実は東京から九州までを、2泊3日の車移動でまとめて撮影したんです。
広島から福岡までは僕が運転させてといって運転しました。
広島の宮島のシーンは、白無垢の花嫁さんのそばで2人が遊んでいて印象的でした。
あれは本当に偶然撮れた奇跡のカットだったんです。
花嫁さんは一般の方なんです。
そういう奇跡的なカットにたくさん出会えた撮影でした。
富士山のシーンもサービスエリアで撮ったんですよ。
ライブ感もあって楽しかったです!
大阪では地下鉄に乗って練り歩いていました。
通天閣のシーンですね!
あとは宇都宮での撮影も楽しかったです。
あけみちゃんのお店のシーンですね!
実際にモギさんが行っているお店で撮影しました。セットの様なかわいらしい作りのお店が気に入りました。
東京というテーマで
中野さんは海外の友達が東京に来たら連れて行きたい観光スポットはどこかありますか?
東京のちょっと奥まったところにあるカフェに連れて行ってあげたいかな。
学芸大、奥渋(渋谷の奥の方)あたりを散歩するのが一番気持ちいいと思います。
夜は、東京タワーには連れて行ってあげたいよね。
プライベードでも行く東京のお店をこっそり教えてもらえませんか?
代々木公園の近くにある「リトルナップコーヒー」で買ってから散歩するのが好きですね。エスプレッソ系で作ったカフェラテが好きです。
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映画の見所やここは注目してほしいというポイントを教えてください!
この映画をみた後はいつもより笑顔が多めな一日がおくれるような素敵な映画になりました。恋がしたい人、恋っていいなと思う人、旅行が好きな人にオススメの映画です。日本も台湾も観光するきっかけにこの映画がなればいいなと思います。
まとめ
実話というだけあって「ママは日本へ嫁に行ったちゃダメと言うけれど。」の劇中で起こる出来事や感情はどこか自分の恋愛でも体験したことあるような、平凡な日常に自然にそっと寄り添うようなエピソードがあふれています。
鑑賞後はほっこりした気持ちで大切な人に連絡してみたくなっちゃうような作品。
そして、定番のデートスポット満載なので旅行に行きたくなっちゃう映画です。
【ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。詳細】
出演:中野裕太、簡嫚書 (ジェン・マンシュー)、王彩樺(ワン・サイファ-)、 蛭子能収、林美秀(リン・メイシュー)、他
監督:谷内田彰久
映画公式 Facebook:https://www.facebook.com/mamadame.movie/
2017年5月27日(土)より、新宿シネマカリテ、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて公開!!