日本で最も歴史のある博物館の一つ、上野公園の「国立科学博物館」。400万点以上の貴重なコレクションを保管し、約1万4000点が常設展示されています。巨大な恐竜の化石や動物の剥製、昆虫の標本などの展示物は、子供も大人も楽しめますよ!そしてなんと、高校生以下は入場無料です!今回は、そんなお得で楽しい「国立科学博物館」の常設展示を、沢山の写真で紹介します!割引情報も載せてますよ!
一緒に紹介してくれるのは、ポンちゃんこと綾部りさちゃんです!
目次
日本館
「日本館」とは「日本列島と自然の私たち」がテーマの展示です。B1から1Fまでありますよ。それでは各展示の見どころを紹介していきます!
3F北 日本列島の生い立ち
3F北は、日本列島が出来るまでのダイナミックな変動の歴史を学べるコーナー。岩石や日本で発見された様々な生物の化石の展示があります。まず目に飛び込んでくるのは、写真の首長竜「フタバスズキリュウ」の化石です。
沢山のアンモナイトの化石が展示されていますが、中でも「パキデスモセラス(アンモナイト類)」の化石は必見です。是非触れてみましょう!
3F南 日本列島の素顔
3F南は、日本列島で生まれた様々な生物が展示されているコーナーです。
クマやキツネ、アザラシなど動物の剥製から、
海の生物や、鉱物まで。日本列島の素顔が知れますよ。
2F北 日本人と自然
2F北は、日本列島に住み始めた日本人が、どのように自然と共存してきたのかを知る事が出来るコーナーです。
このコーナーは、見どころ満載です!まずはこちらの白い犬の剥製。なんと「忠犬ハチ公」です。これにはびっくりしました。渋谷の「忠犬ハチ公像」は有名ですが、本物の「忠犬ハチ公」が上野にいる事は知らなかったです。「待ち合わせは場所は、ハチ公で!」という会話はよくしますが、これからはしっかり「渋谷のハチ公ね。上野の国立科学博物館に剥製があるけど、渋谷の方ね。像の方ね!」と言うように心がけようと思いました(笑)。
そして続いてはコチラ!中央のコーナーには、縄文人から現代人まで6つに区切られた展示ボックスがあります。それぞれのボックスにはその時代の人を象徴する展示がされていますよ。左上から時計回りに、港川人→弥生人→中世人→近世人
そして現代人。スマフォを持って渋谷で待ち合わせといった感じでしょうか。あれ、ポンちゃん?・・・そう、現代人のボックスは入ることが出来るのです。現代人になりきって写真を撮りましょう!
最後は、江戸時代の女性のミイラの展示です。写真撮影が禁止のためお見せする事はできないですが、是非見てください。ものすごくリアルでしたよ。
2F南 生き物たちの日本列島
2F南は、日本列島に住む生き物が、どんな進化を遂げたのかを知れるコーナーです。複雑な自然環境に適応しつつ、独自の進化を遂げた生き物達が見どころです!ノウサギは冬(左)と夏(右)ではこんなにも違うんですね!
男の子が大好きなクワガタゾーン!ノコギリクワガタとヒラタクワガタの標本が沢山ありますよ。その種類に驚きます。
1F 自然を見る技
1Fは、自然を観測する技術の歴史を知る事が出来るコーナーです。自然観測の過去の文献や道具、装置などが展示されています。展示物の中には、重要文化財になっている物も多いですよ!こちらは重要文化財のひとつ「トロートン&シムズ社製天体望遠鏡」です。
1880年代はじめに使用された「ユーイングーグレイの円盤式地震計」の復元模型。最初期の実用地震計のようです。
B1F シアター36〇
シアター36〇(シアター・サン・ロク・マル)はドーム状のシアターで映像を楽しめるコーナーです。直径12.8m(地球の100万分の1)のドームの内側すべてがスクリーンになっています。その中のブリッジに立ち、映像を見ると独特の浮遊感が味わえますよ!「人類の旅」「恐竜の世界」など毎月2種類のプログラムを変えながら上映するので、いつ来ても楽しめます!1回約10分の上映です。
上映時間:9:30(初回上映)~16:30(最終回上映)
※金曜日のみ 9:30(初回上映)~19:30(最終回上映)
B1F ミュージアムショップとラウンジ
B1Fは、豊富なグッズが揃うミュージアムショップと食事が楽しめるラウンジがあります。気になったグッズとメニューを紹介!
ミュージアムショップには、なんと本物の化石が沢山並んでます。数千円台から何十万もする化石まで様々です。写真は白亜紀の肉食恐竜スピノサウルスの歯です。
こちらは、マンモスの皮膚と体毛【432,000円(税込)】。化石などの種類は100種類程あるんではないでしょうか?ちなみに見つけた中で一番高価だったのは、918,000円(税込)の隕石でした。
化石以外にも、ダイオウイカのぬいぐるみ【3,132円(税込)】などのグッズ類、
科博サブレ【432円(税込)】などのお菓子類も豊富に揃いますよ!
ラウンジには、10種類以上のメニューがラインナップ!
なかには、恐竜をモチーフにしたメニューもあり、楽しみながら食事ができます。写真はダイナソーマフィン【780円(税込)】。
B1F 恐竜ガチャ
ミュージアムショップの化石を見ていると、男性は特に化石が欲しくなってしまいます。しかし、何万円もする化石はちょっと簡単には買えないですよね。そういう方には、こちらがおススメ!B1Fの「化石ガチャ」です。
なんと、300円で本物の化石が手に入りますよ!化石は、アンモナイト、ゴニアタイト、三葉虫、サメの歯化石、恐竜の卵の殻、恐竜の骨、直角石、巻貝化石ツリテラ、肉食恐竜スピノサウルスの歯の10種類!ミュージアムショップの入口付近にありますよ。
ポンちゃんは琥珀をゲットしました!
地球館
2015年7月14日に一部リニューアルした地球館!「地球生命史と人類」がテーマの展示です。展示フロアはB3Fから3Fまでとボリューム満点。それでは見どころを紹介していきます!
3F たんけん広場
3F「たんけん広場」は、4〜6歳の子供とその保護者を対象としたコーナーです!
「遊び」を通して親子のコミュニケーションを促し、 感じる力・考える力を育てる事を目的に作られました。中には、沢山の遊具があります。外観だけでもお子さんはワクワクが止まりませんよ。飛び出した鹿に、ポンちゃんもビックリ(笑)。利用には人数分の整理券が必要です。整理券は地球館インフォメーション(1階)で受け取れますよ。
3F 大地を駆ける生命
3F「大地を駆ける生命」は、沢山の哺乳類と鳥類の剥製が一堂に集結した展示コーナー。地球環境の豊かさを感じられます。
小動物から、大きな動物まで展示。今にも動きだしそうなほどの迫力です。
2F 科学技術で地球を探る
2Fのこちらは、科学を体験しながら学べるコーナーです。観測技術の基礎である磁気や光などに関する物理学分野を、直感的に体感できますよ。多くの体験型展示が魅力です。ポンちゃんは、音楽が聞こえる仕組みを体験中!
震源地を推測するゲームもありますよ。
2F 科学と技術の歩み
同じく2Fにある、江戸時代以降の科学技術についての展示コーナーです。外国の文化を受けいれながら、発展してきた日本の科学技術の過程が紹介されてます。
こちらは、繰り返し利用できるように設計された実験衛星「宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU)」の実機です。1995年に打ち上げられ、1996年に回収されました。
第二次世界大戦期の日本海軍の主力艦上戦闘機「零式艦上戦闘機」。カッコいいですよ!ちなみに、ポンちゃんはプロペラを表現してます♪
地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸し、世界で初めてサンプルリターンに成功した、小惑星探査機「はやぶさ」の実物大復元模型も見どころです。
1F 地球の多様な生き物たち
1Fにあるこちらは、地球の多様な生き物が展示されているコーナーです。多くの種に分かれて進化してきた生物たちが、独自の生活スタイルを持ちながも、お互いに深くかかわりあって生きている姿が見れますよ。
マッコウクジラ、アジアゾウの骨格標本は非常にダイナミック!
なかでも、ダイオウイカの標本は一番の見どころ!ぜひチェックして下さい。
1F 地球史ナビゲーター
同じく1Fの、地球が誕生してからの歴史を、映像や標本で学べるコーナーです。宇宙史・生命史・人間史の壮大な物語がテーマになってます。並べられた標本とリンクした映像がながれますよ!138億年を一望しましょう!
B1F 地球環境の変動と生物の進化①
B1Fは、巨大な恐竜の化石が魅力のコーナーです。トリケラトプス、ディノニクス、ヘレラサウルス、ティラノサウルスの化石は見ごたえがありますよ。あっ!真ん中にはコチラを向いた「ポンチャンサウルス」がいますね(笑)。
最近の研究で、羽毛が生えていたことが分かったティラノサウルスの化石も展示されています。
B2F 地球環境の変動と生物の進化②
B2Fは、生物の進化を学べるコーナーです。大きく変動する地球環境の中で誕生と絶滅を繰り返して進化を遂げてきた生物。その進化の道のりをたどりましょう!写真のパシロサウルス・ケトイデスとティロサウルス・プロリゲルは水中で生活する恐竜ですが、空を飛んでいるよう。カッコイイ!
牙が立派なコロンブスマンモス!
そして、マンモスの骨を使った住居も。
320年前のアウストラロピテクス・アファレンシスの成人女性です。化石類人猿と原人の間に位置する、最も原初的な人類で「猿人」と呼ばれています。同じポーズのポンちゃん。意外と顔がソックリ(笑)。
B3F 自然のしくみを探る
B3Fは、自然のしくみを探求してきた人類の成果を知る事が出来るコーナーです。それに貢献した人々も紹介されてます。
体験できる展示物が多いですが、中でも気になったのはこちら。ガリレオ・ガリレイの望遠鏡とアイザック・ニュートンの望遠鏡です。どちらも忠実に再現された複製です。
音声ガイド・かはくナビ
「国立科学博物館」をより深く楽しむためのツールとして、音声ガイドとタブレット端末「かはくナビ」があります。
・音声ガイド:310円
「国立科学博物館」の研究者と上柳昌彦アナウンサー(ニッポン放送)の対話による展示解説を楽しめます。
・かはくナビ:310円
タブレット端末にて、当館研究者の声による展示解説ガイドを楽しめたり、おすすめコースも知る事ができます。
「日本館」B1Fのインフォメーションでレンタル出来ますよ!
入場料・割引・無料パス
入場料とお得な割引を紹介します!
<<入場料>>
常設展:一般・大学生 620円/高校生(高等専門学校生含む)以下と65歳以上 無料
特別展:展示により料金は異なります。詳しくは国立科学博物館公式HPから。
<<団体割引>>
常設展:一般・大学生 620円→310円
※団体は20名以上
※障害者の方とその介護者各1名は無料となります
<<無料パス>>
リピーターズパス:1,030円 /年
1年の会費1,030円で、常設展なら何回でも無料で入場できるフリーパス制度です。2回行く予定があるなら購入必須ですね!他にも特別展に割引料金で入れたり、ミュージアムショップの商品が10%オフ、館内レストラン「ムーセイオン」で5%オフになったりと、1回だけの来場でも元が取れてしまう場合もあるので要チェックです。入会は国立科学博物館公式HPから。
また、友の会会員、賛助会員、大学パートナーシップ入会大学の学生及び引率の教職員の方は無料で入館できます。
まとめ
「国立科学博物館」の見どころナビいかがでしたでしょうか?沢山の写真で紹介しましたが、まだまだ紹介しきれないほどボリュームがあります。入場料600円、さらに高校生以下は無料でここまで充実した博物館は他にはないと思います。館内には、無料のロッカーが設置されているので、旅行で沢山の荷物を持っていても安心ですよ。家族また、デートでの利用どちらのシーンにもピッタリだと思うので、是非訪れてみてください!
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