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フードアナリストの山本蓮理です。今回は東京駅へやってきました。
新幹線での旅の始まりの地であり、普段の乗り換えで利用されている方も多いと思います。
今回ご紹介するのは、今や一大グルメとなっている「東京駅のお弁当&駅弁」です。東京駅で買えるたくさんのお弁当のうち、ランキング&おすすめをご紹介!「グランスタの自慢の新作売上ランキング」、「エキュート東京&エキュート京葉ストリートの自慢の新作売上ランキング」、日本各地の名物駅弁を取り揃えた「駅弁屋 祭」より駅弁“掛け紙”カタログ、番外編:エキナカ人気商業施設のおすすめ“パッケージ”デザインカタログの4本だてでお送りします。
グランスタ新作売上ランキング
まずお送りするのは、エキナカ商業施設<グランスタ>の新作弁当の売上ランキングです。2019年1月1日以降に発売した新作弁当の中の人気商品をご紹介します。
※2019年1月1日~2019年3月31日に集計
※東京ステーションシティ運営協議会調べ
第1位 えび・かに・サーモン弁当【築地寿司清 まる清】
堂々の第一位は、築地寿司清 まる清「えび・かに・サーモン弁当 1,250円(税込)」。
見るからに彩り豊かで上品なお弁当。左にサーモン、右に海老・カニのほぐし身・いくらと、豪華&贅沢な女性に人気のお弁当です。
早速実食!サーモンの下にもカニの下にもお米が敷き詰められているのでボリュームもあります。
ご飯にカニといくらをのせて食べると、新鮮でジューシーな味わいが口いっぱいに広がります。カニのほぐし身・いくら共にたっぷり。エビも存在感がありますね。
サーモンは驚愕の分厚さ!普通の盛り合わせで出てくるようなお刺身より一回り大きいです。柔らかく口の中で溶けていき、後味まで重厚。わさびをきかせて食べるのもおすすめです。
あさりとホタテの付け合わせは、ネットリした甘い味付けのあさりと、あっさりしたホタテが口直しに最適。里芋とごぼうの煮物、卵、花のように巻かれたガリもついています。
こんなに豪華なのに1,250円!旅の始まりをバラ色に飾ってくれるお弁当、納得の一位でした。
第2位 牛玉あんかけ炒飯【過門香】
2位に輝いたのは過門香「牛玉あんかけ炒飯800円(税込)」。牛肉を特製の甘口タレのあんかけで煮込んでいます。
ご注文を受けてから盛り付け、“あつあつ”で提供されるチャーハン。ぜひ温かいうちに召し上がれ。販売は夏前までの限定商品です!
第3位 強めの生姜焼き弁当【浅草鉃板亭】
3位は浅草鉃板亭「強めの生姜焼き弁当 1,190円(税込)」。スタミナが欲しい時はぜひがっつりいきたいですね。
国産黒毛和牛を贅沢に使用し、その名の通り生姜もたっぷりと強め!ピリッと大人の味わいで食欲を刺激します。
エキュート東京&エキュート京葉ストリート新作売上ランキング
続いて、エキナカ商業施設<エキュート東京&エキュート京葉ストリート>の新作弁当の売上ランキングをご紹介。こちらも2019年1月1日以降に発売した新作弁当の中の人気商品です。
※2019年1月1日~2019年3月31日に集計
※東京ステーションシティ運営協議会調べ
第1位 大きなハンブルグステーキときなこ豚のヒレカツ弁当【つばめグリルデリ】
1位は、つばめグリルデリ「大きなハンブルグステーキときなこ豚のヒレカツ弁当 1,280円(税込)」。
人気の理由は…一目瞭然、このボリューム!つばめグリル自慢のハンブルグステーキとヒレカツを一緒に楽しめる、エキュート東京の限定商品です。
さあ実食!お弁当に入っているハンバーグといえば冷たくて固いイメージがありますが、このハンバーグはレストランで食べる、いやそれ以上のクオリティ!温かく柔らかさもあり、とにかく大きい!
切っても分厚くて見た目以上のインパクトがありました。デミグラスソースもくどくなく、ミンチが大きめなので肉そのものの味を感じられます。
ヒレカツも大きめで、脂身は少なくあっさりしています。人気の上、一日限定50個の販売なので確実に手に入れたい方はお早めにどうぞ!
第2位 ひふみ弁当【ふるさと料理 福膳】
2位はふるさと料理 福膳「ひふみ弁当 1,350円(税込)」。
ご飯の上に門崎熟成肉のあぶり焼き肉と、醤油と山椒で甘辛く煮込んだスジ肉、白金豚と国産牛をブレンドしたハンバーグ、塩こんぶが敷き詰められています。
塩こんぶと3種類のお肉の旨みを堪能できる、類を見ない一品です。
第3位 ぶり照り焼きの海苔弁【刷毛じょうゆ 海苔弁山登り】
3位は刷毛じょうゆ 海苔弁山登り「ぶり照り焼きの海苔弁 1,944円(税込)」。
お弁当の真ん中に鎮座するのは脂乗りもよく、冷めてもふっくらと美味しい鰤。手軽なお弁当の定番・海苔弁をどこまでもハイグレードにした一品です。食数限定、なくなり次第終了です。(※5月末で展開終了予定)
第4位 海苔弁巻弁当【刷毛じょうゆ 海苔弁山登り】
4位は刷毛じょうゆ 海苔弁山登り「海苔弁巻弁当 1,080円(税込)」。
3位と同じ刷毛じょうゆ 海苔弁山登りさんのお弁当です。自慢の海苔弁を海苔巻きにアレンジした「海苔弁巻」が抜群の存在感を示しています。人気のおかずが詰め合わされ、行楽にもぴったり。こちらも数量限定、なくなり次第終了です。
第5位 鮭のルイベ漬盛り海鮮弁当【ふるさと料理 福膳】
5位はふるさと料理 福膳「鮭のルイベ漬盛り海鮮弁当 1,380円(税込)」。
佐藤水産謹製「鮭のルイベ漬」やいくらを敷き詰めた、天然鮭を堪能できる鮨弁当です。
番外編:絶品塚だまタルタル 若鶏のチキン南蛮弁当【ツカダファームトーキョー】
番外編としてエキュート京葉ストリートがおすすめするお弁当をご紹介。こちら、ツカダファームトーキョー「絶品塚だまタルタル 若鶏のチキン南蛮弁当 864円(税込)」です!
チキン南蛮は別添えのタルタルソースをつけて丸かじり。タルタルソースの酸味と、チキン南蛮の甘みが直球で心を奪います。チキンは歯ごたえはがっつり、中は柔らかく食べ応えがありました。
実食して思いました…このお弁当にはビールが欲しい!このお弁当を作っているツカダファームトーキョーさんは、居酒屋「塚田農場」の系列店なので、居酒屋らしくおつまみにぴったりな具が並んでいるのです。
肉じゃがは味が濃いめで甘く、高菜と明太はピリリと辛い。卵焼きは甘くて、どれもしっかりと味がついています。今すぐビールを買って新幹線で出かけたくなるお弁当でした。
「駅弁屋 祭」の掛け紙カタログ
続いては「駅弁屋 祭」のバイヤーが自らセレクトした「つい手に取りたくなる!見て楽しい 駅弁 “掛け紙” カタログ」をお届けします。
東京駅にある、日本各地の名物駅弁を取り揃えた人気店「駅弁屋 祭」。毎日200種類以上の駅弁を販売しています。
駅弁誕生から130年あまり、中味が見えない駅弁の顔ともいえる「掛紙」は、名所案内や広告、マナー告知など重要なツールとして明治の頃から様々なデザインが登場し、駅弁を食べる旅人の楽しみの一つでした。“ただの紙”と侮るなかれ!歴史とこだわりのあるデザインの“掛紙”にぜひご注目ください。
<東京駅/東京都>東京弁当【日本ばし大増】
まずはなんといっても東京駅限定の駅弁といえばこれ!日本ばし大増「東京弁当 1,680円(税込)」です。東京駅の錦絵が描かれたレトロな掛紙とともに、こだわりの老舗の味が詰まっています。
高級感ある木箱風の入れ物に、すっきりと美しく多彩な具が詰まったお弁当。東京駅のポストカードと、お弁当の中身を説明した品書きまでついてくるんです。お品書きを見ながらお弁当を噛み締め、ポストカードを見ながらその味を思い出す。ただ食べるだけではなく、視覚でも頭でも楽しめる工夫が素敵です。
東京の名店の味が大集合した具材達。分厚く大きな「魚久のキングサーモン粕漬け」は、脂ののった身はほろほろと口の中でほぐれ、細部まで染み渡った酒粕の風味がジーンと染み入ります。
「築地すし玉青木の玉子焼」は、ほんのり甘くしっとりとした食感が楽しめます。迷いのない味は、さすがに老舗の貫禄です。
「日本ばし大増の野菜のうま煮」は、素材の味を最大限に引き出した雑味のない一品。野菜同士が旨味を引き出しあい、程よく調和しています。里芋、末広南瓜、こんにゃく、はす、化粧人参、化粧牛蒡、筍含せ、絹さや、金平牛蒡と多様な具材を少しずつ味わえるのも魅力です。
この他、「今半の牛肉たけのこ」なども添えられていました。東京の名店の味を一気に味わえる至福のお弁当です。
<大船駅/神奈川県>大船軒サンドウィッチ【大船軒】
続いては神奈川県大船駅で販売している大船軒「大船軒サンドウィッチ 530円(税込)」。
明治32年に発売を開始した、日本初の駅弁サンドイッチです。レトロなパッケージとともに、サンドイッチにも百余年の歴史を持つ鎌倉ハムが使用されています。
<千葉駅/千葉県>トンかつ弁当【マンヨウケン】
こちらは千葉県千葉駅で販売されているマンヨウケンの「トンかつ弁当 500円(税込)」。昭和40年代から変わらぬ掛紙のデザインは、ロングセラーの証。コンビニがない時代、学生さんに重宝されていたとか。
ソースが染みたカツとご飯は相性抜群。今の時代に、ワンコインで買える駅弁はなかなか見つかりません。貴重な味と値段を守り続けるこだわりをありがたくいただきましょう。
<高崎駅/群馬県>鶏めし弁当【高崎駅弁当】
群馬県高崎駅で販売されている、高崎駅弁当「鶏めし弁当 980円(税込)」。
昭和9年から発売されて以来85年間、掛紙のイメージとともに昔の味も受け継がれています。お弁当を結いている掛け紐も、レトロ感たっぷりですね。昔はワクワクしながら紐を解いていました。
<静岡駅/静岡県>元祖鯛めし【東海軒】
静岡駅で販売されている、東海軒の「元祖鯛めし 750円(税込)」。このシンプルさがたまりません。
明治30年に誕生した東海軒の鯛めしは、静岡市内を襲った大火により誕生したそうです。掛紙で泳いでいる「鯛」は、明治の昔から変わらない鯛めしのシンボルです。
<米沢駅:山形県>米沢牛炭火焼特上カルビ弁当【松川弁当店】
山形県の米沢駅で販売されている松川弁当店「米沢牛炭火焼特上カルビ弁当 1,600円(税込)」。地元イラストレーターが描いた、ほのぼのとしたイラストに包まれたお弁当です。
明治32年5月創業の老舗が作ったこちらのお弁当は、職人が丁寧に手でさばいた米沢牛の特上カルビ肉を使用。炭火でじっくり焼き上げた、お弁当とは思えないクオリティの一品です。
<鳥取駅/鳥取県>元祖 かに寿し【アベ鳥取堂】
山陰の味覚より、鳥取駅のアベ鳥取堂「元祖かに寿し 1,200円(税込)」。
昭和27年から販売されている鳥取駅の名物駅弁です。水色地に真っ赤なカニのイラストが印象的なパッケージ。カニの身が詰まっている八角形の容器は駅弁業界では初だったそうです。
<松山駅/愛媛県>松山名物 醤油めし【三好野】
四国、愛媛県の松山駅と高松駅で販売されている三好野「松山名物 醤油めし 780円(税込)」。昭和30年代から松山駅で販売されていましたが、昨年4月に調整元の廃業で一時姿を消しました。しかし、レシピを引き継ぎ、岡山の三好野で復活!方言の番付が入った掛紙は不変です。
昭和30年代から松山駅で販売されていましたが、昨年4月に調製元の廃業で一時姿を消しました。
現在は、岡山の三好野がレシピを引き継ぎ復活させて販売されています。
番外編:そのほかのおすすめパッケージデザイン
グランスタ、エキュート東京などエキナカ人気商業施設にも、おすすめ“パッケージ”デザインのお弁当があります。番外編としてご紹介します!
<グランスタ>東京駅丸の内駅舎三階建て弁当【とんかつ まい泉】
言わずと知れたとんかつ まい泉「東京駅丸の内駅舎三階建て弁当 972円(税込)」。グランスタ限定です。
ヒレかつサンド、かつ重、黒豚そぼろと玉子のご飯が三段になったボリュームいっぱいのお弁当。シェアして食べるのにもおすすめです。
<グランスタ>赤レンガ弁当【笹八】
こちらもグランスタ限定の笹八「赤レンガ弁当 1,180円(税込)」。
東京駅丸の内駅舎の赤レンガを豚蒲焼で表現したお弁当です。豚の蒲焼と白飯の組み合わせは最高です。
<グランスタ>和風 銀の鈴弁当【崎陽軒】
グランスタ限定、崎陽軒「和風 銀の鈴弁当 1,100円(税込)」。
お弁当は崎陽軒と決めている方も多いのではないでしょうか?崎陽軒名物のシウマイが入ったグランスタ限定のお弁当です。
入荷は毎日11:00頃の予定。時間を合わせて買いに行きましょう。
<エキュート京葉ストリート>段違い肉膳【格之進TSB】
こちらはエキュート京葉ストリート限定販売中の格之進TSB「段違い肉膳 2,929円(税込)」。
1段目は国産牛肉と白金豚の高菜そぼろ、2段目は格之進本店仕込みの特製割り下を使用した牛すき焼き、3段目は門崎熟成肉特製牛焼肉が入っています。見た目にもお腹にも豪華な3段重です。
まとめ
東京駅の弁当ランキング、掛け紙セレクション、おすすめパッケージデザインのお弁当…とたくさんのお弁当を紹介させていただきました。
皆さんは食べたいものはありましたか?
ご飯はふっくら、おかずも多彩で繊細な味付けが施されていて、創意工夫に満ちたお弁当ばかりでした。ひとつひとつ食べるごとに新たな食の感動を体験できて、お弁当で日本中を旅行しているような気分になりました。
みなさんも東京駅にお立ち寄りの際は、エキナカ商業施設または「駅弁屋 祭」にてお気に入りのお弁当を見つけてくださいね。