こんにちは!食欲の秋に溺れている小泉きょんです。
突然ではありますが…
ある日、東京ルッチ編集部へ取材の問い合わせをいただきました。
2020年10月に千歳船橋(世田谷区)にお店を出店しました。
東京農大OBの先輩がやってるお店です。ぜひ、取材をお願いしたいです!!
どうやら、東京農大OBの方がやってるフレッシュなお店があるらしい?
お店側から直接お問い合わせいただいたのでこれは行くしかない。…ということで、小田急線・千歳船橋駅に降り立ちました!
目次
千歳船橋の住宅地にあるくだもの屋「hachi」
小田急線の千歳船橋駅から徒歩7分ほど、教えてもらった住所を頼りに住宅街をぐんぐん進んでいくと、かわいい看板が現れました。
新鋭のくだもの屋さん「hachi(ハチ)」。
hachiを運営しているのは東京農業大学を卒業したOBの2人。なんと、若干23歳の店長とバイヤーでお店を切り盛りしているのだとか!
2020年8月からプレオープンと称して店頭にくだものを並べつつ、スケルトンだった店内を自分たちで改装しながら作り上げていったそう。
中でも店内でひときわ目を引く、大きな流木のモチーフは東京農大造園科の後輩が作ってくれた作品!
hachiでは、母校である農大でのつながりも活かされているようです。
早速、hachiに置いている商品をひとつひとつ見せてもらいました!
もぎたて直送のくだもの・野菜!農家直送で仕入れているhachiの商品
hachiで売っているものは季節と共に移り変わっていくのだそう。私がうかがった時には秋の味覚が置かれていたので、バイヤーの外山さんにそれぞれ紹介してもらいました!
店頭には、くだもの・野菜・お米の他にも関連商品が並んでいました♪
取材日である11月初旬のくだものは、りんご・梨・柿・みかんの4つ!さらにはお米や加工商品も並んでいましたよ。それぞれ、さらに品種を多くそろえており、ひとつひとつ特徴などをバイヤーの外山さんが教えてくださいました。
hachiではこんな風に、くだものやお野菜の豆知識も交えて会話しながら楽しくお買い物できます♪
「りんご」の美味しさは凸凹が目印!
農家さんによると、みずみずしく保てるのが採れてから常温で3日間くらいなのだそうで…。
hachiでは採れたてのまま直送してきているので、みずみずしいくだものを置けているのが自慢です。
やっぱり、届きたてのものはおいしいです!
みていただければ分かる通り、見た目から違いが出ていますよね。
その違いをぜひ体験してほしくて、産地の異なるものを仕入れることもあります。
どれもツヤツヤでおいしそうです…
おいしいりんごの見極め方とかってあるんですか??
農家さんいわく、細胞が“パンパン”に張っておいしい成分がたくさん詰まっている証拠なのだとか。
りんごのおいしさは「凸凹」で見極める!
これからはどこへ言っても、おいしいりんごを探り当ててみます!
■ シナノゴールド
酸味はつよいが比較的さわやか
■ サンジョナゴールド
りんごらしい甘味と酸味
■ ぐんま名月
蜜があり甘味が強い
■ 王林
甘い!根強いファンもいる品種
「梨」の総選挙!無料で食べ比べ
品種がそろっていると、自分好みの梨が見つかりますね♪
この「梨の総選挙」ってなんですか…?
食べ比べは無料ですので、お気軽にお声がけください!
■ 新高
甘味がつよく、ごりごりとした食感。
■ 南水
甘味と酸味のバランスよく香り高い。
■ あきづき
酸味が少なくとてもみずみずしい品種。
■ 秋泉
秋田のブランド梨。とても上品な甘味が◎
■ にっこり
栃木県のブランド梨。甘味もさわやかで食べやすい!
熟した「柿」はスイーツそのもの!
甘柿・渋柿の違いは?
よく聞く、「甘柿」と「渋柿」の違いってなんですか…?
ここにあるものだと、西条と刀根早生が渋柿。
最初は歯応えがありますが、しだいにやわらかい食感へと変わっていきます。
そうすると身がとろとろになり、まるでスイーツのようになるんです。食べたことありますか…?
こんな感じでゼリーみたいに透明なんですよ。
ぜひ、食べてみてください!
やわらかめの柿が好きな人は、きっとハマりますね!
■ 輝太郎
種が無く食べやすい平核無柿。まったりとした甘味。
■ 西条柿
甘みがとても上品。熟れるとスイーツのようにとろとろに!
■ 刀根早生柿(とねわせがき)
つよい甘味とほどよい食感がGOOD。
「みかん」はバイヤーのご実家直送!
もしかして、外山さんのご実家のものですか?
また、70余種類のミネラルを含む与那国島原産の化石サンゴを原料とした 「サンゴ土壌改良剤」をみかん園に施していて。
祖父母によると、これが糖度・酸味のバランスの良いまろやかな味につながるんだそうです。
※「摘果」は、果実を選別して落とす作業。
この作業で、残された果実においしさが集中する。
「トマト」の旬は夏じゃなく秋!?
今はトマトですね。
※取材日は11月初旬
夏に食べたくなるので旬と思わがちですが、夏に出回っているのは高冷地で作られたものが多いです。
秋もトマトたくさん食べようと思います!
■ ももたろう(完熟トマト)
樹上完熟の大玉なトマト
■ ぜいたくトマト
濃厚な甘味・酸味・旨味!
「お米」は1合から購入OK!
そしてこの精米機で、その場で精米してお渡しします!
少食のひとり暮らしだとなかなかひと袋食べきれないですが、これならいろんな品種を味わえますね。
こちらはご近所さん向けなんですが、先にまとめてお米代をお支払いいただき、そのあとは必要な時に必要な分だけ持ち帰れるシステムです。
hachiからみなさんへ、新しい米ライフのご提案なんです。
■ コシヒカリ
バランスばっちり!外山さんの先輩の実家で作られたお米だそう。
■ ゆうだい21
宇都宮大学で開発された品種。もっちりとして食べ応えがある。
■ あきたこまち
しっかりとした旨味があり、料理に合わせやすい。
■ とちぎの星
粒が大きく、豊かな甘さが◎
hachiは愛に溢れた街角のくだもの屋さん
hachiに並ぶ商品からは、くだものや野菜、お米に対するお二人の愛情が感じられました。それゆえ、気になるところは山ほど…!
そこでhachiを支えるバイヤー・外山さんに、もっともっと詳しくお話をうかがってみました。
くだもの屋さんだけど、お米も買える?
そこへ偶然くだものを仕入れられる機会が重なり、季節によって変わる旬の物も扱いたいなと思い、くだものも置くようになりました。
それに至った理由は…こちらです↓
“樹上完熟”のくだものを直送で仕入れる!
一般的なスーパーで売っているくだものは、流通にかかる日数の関係上、熟す前に収穫する「青もぎ」がほとんど。
比べてみると、やっぱり樹上完熟のもののほうが味が良いんです。
樹上完熟のものも流通に乗せられないわけでは無いですが、傷みやすいので管理がかなり大変だと思います。
おいしいものを、おいしい状態でみなさんへ届けたいです。
もうひとつ、仕入れでこだわっているのは産地や農家さん、さらには畑で選ぶこと。
くだものの味は、産地や農家さんによってちがいが出るだけでなく、細かく言うと畑によっても変わります。
そういったことも、hachiでの販売を通してお伝えしていけたらなと!
遠くに行かなくても地方のおいしいものに出会える
そんな中、実店舗を構えたのはなぜですか?
オンラインだと、仕入れや在庫、送料などあらゆる都合上どうしても少量で購入できる体制をとれなかったんです。
そこは、hachiの「1合からでも買える」というコンセプトを守りたくて。
あとは、商品についてお客さんと会話を交えながら販売したかったんです。
やっぱり、商品のことを知ってから買っていただき、おいしく食べてもらいたい。
このあたりに住まわれている方にとって、遠くに行かなくてもおいしいものが買える場所になれたらいいなと!
ぜひ気軽に遊びにいらしてください!
基本情報
こちらは2020年12月現在の情報です。最新情報はhachiのInstagramやFacebookをチェック!
営業時間&定休日
■ 営業時間:12:00~20:00
■ 定休日:火曜日 / 畑に行く日
畑に行く日は、Instagramにて随時お知らせしています!
→ hachi のInstagram
アクセス
■ 住所:東京都世田谷区経堂4-2-8
⇛Google Mapsで地図を確認する
まとめ
今回は、千歳船橋にオープンした新鋭のくだもの屋「hachi」をレポしました!
旬のくだものを品種ごとに楽しめて、いつでも必要な分だけ新鮮なお米を買える。こんなお店が近くにあったら、絶対に通いたい!
千歳船橋に住むご近所の方はもちろん、食が好きな東京ルッチ読者のみなさんにもぜひ足を運んでいただきたいです。
おいしさにこだわる2人が大切に仕入れたくだものや野菜。ぜひhachiでお買い求めくださいね♪