20170822_111407_HDR
ここは立川にある、「国立極地研究所 南極・北極科学館」です。北極、南極について多くの展示がされており南極・北極で行われている観測、研究などを学べる場所です。この科学館の一番スゴイところは…

20170822-DSC08152
展示されているもの全てが本物(ホンモノ)というところです!さらに入館料はなんと無料今回はここ南極・北極科学館を私じんろうが「着て」「見て」「触って」レポートします!

入場まで

20170822-DSC08426
南極・北極科学館は立川にある国立極地研究所の敷地内にあります!

20170822-DSC08429-1
国立極地研究所までのアクセスはバスがオススメ。JR立川駅北口にある2番バス乗り場の「大山団地方面ゆき」に乗り、立川学術プラザで下車すると目の前が国立極地研究所です。

20170822-DSC08106
研究所と科学館内には無料のコインロッカーがあります。貴重品以外は預けて、見学すると良いでしょう!※写真は研究所のコインロッカーです

20170822-DSC08111
それでは、早速行ってみましょう!

南極・北極科学館を存分に楽しむなら…

20170822-DSC08116
入館するとすぐそこに、ドーーーン!と巨大な地図がお出迎え。ここで南極点を確認し、展示室へと入っていきます!

20170822-DSC08403
展示室内を存分に楽しむためのチェックポイントが本日のミュージアムナビゲーターです。

20170822-DSC08132
ナビゲーターの人たちは観測隊として南極に行った経験のある人たちなので、展示物と共に南極について、本物の情報を入手にすることができるます!みなさんナビゲーターの解説に思わず聞き入っている様子です。ただし、ナビゲーターの方は常駐はしていません。なので、会えたらとてもラッキー!質問などあれば気軽に声をかけてみましょう。

歴史フロア

20170822-DSC08279
ここからは各フロアのご紹介をしていきます。最初にご紹介するのが歴史フロアです!ここでは乗り物を通じて、南極へ行く目的が探検から観測へと変わっていった背景を学ぶことが出来ます。1912年当時の目的は「南極には何があるんだ!?」という探究心が南極へ行く目的だったそうです。

写真は大きな犬ぞりです!犬ぞりといえば、有名なのがタロ・ジロ。ご存知の人も多いのではないでしょうか。この犬ぞりは第1次南極地域観測隊が使用したもの。タロ・ジロもこの犬ぞりをひいたんでしょうね。

20170822-DSC08272
犬ぞりから時を経て、南極観測が始まると南極大陸での移動はこの雪上車になったそうです。

20170822-DSC08266
日本の昭和基地から南極点までの距離はなんと往復で5000Km越えとのこと。何ヵ月もこの雪上車内で生活していたそうなんです。

20170822-DSC08263
車内には寝床や、

20170822-DSC08259
コンロも用意されています。本物だけあって、雪上車内での生活の過酷さを少なからずですが、感じることが出来ます。

20170822-DSC08288
また、南極の現地へ燃料や食料を運ぶ南極観測船も展示されています。船はこれまで初代の「宗谷」をはじめ、2代目「ふじ」、3代目「(旧)しらせ」そして2009年から4代目として「しらせ」の展示がされています。

20170822-DSC08286
食料やエネルギーは南極観測船からしか供給されないので、現地の人にとっては欠かせないものです。年代が重なるごとに船の大きさも大きく頑丈な作りになっています!ちなみに写真は現在も活躍中の「しらせ」です。

昭和基地フロア

20170822-DSC08343
昭和基地フロアでは、時代によっての建物の変化や、ジオラマ、実寸台の部屋を通じて昭和基地のことを知ることが出来ます。

昭和基地は日本から約14000Km離れた場所にあり、宇宙、地球、生命、環境などさまざまな観測を行っている場所です。観測隊員の人たちはこの昭和基地の中で生活しています

20170822-DSC08333
昭和基地フロアの歴史のほか、現地隊員が実際に暮らしているのと同じサイズの部屋の展示がされていたり、

20170822-DSC08337
基地内での寿司パーティーの写真などの掲載もあり、昭和基地内の生活感を感じることが出来ます。

20170822-DSC08346
また、現地とは6時間の時差のある、リアルタイムのライブ映像も見逃せません!ちなみに撮影時の現地時刻は早朝5時!真っ暗だったので何も見えませんでしたが…昼過ぎからは現地の明るい様子が見れるでしょう。

オーロラシアター

20170822-DSC08364
こちらの、オーロラシアターは大人・子供問わず人気のコーナーです。ここでは南極・北極圏で実際に観測されたオーロラ映像を楽しむことが出来ます!

20170822-DSC08251
実際に、じんろうも覗いてみると…大型スクリーンに映し出されるオーロラの映像は現地で撮影したもので、なんとも神秘的で色鮮やか!1度だけでなく2度、3度行っても楽しめるコーナーです。※シアター内での写真撮影は禁止です

岩石・隕石コーナー

20170822-DSC08206
南極は隕石がたくさん採れる場所ってご存知だったでしょうか?こちらは様々な種類の隕石や岩石が展示されているコーナーです。

20170822-DSC08211
日本は隕石の保有数が世界で2位ですが、その中には南極で採取された数も多くあります。その一部が展示されており、実際触ることも出来ます。普通の石のように“ジャリジャリ”ではなく“ツルツル”とした手触りでしたよ!

20170822-DSC08234
また、岩石は地球で生まれたもので、地層などを観測することで、いつ・どんな変動が地球で起こったのかを知ることが出来るようです。

生き物の剥製コーナー

20170822-DSC08191
生き物の剥製たちが並んでいるコーナーです。南極に生息している動物たちが実寸で剥製になっていますよ!ペンギンや、

20170822-DSC08195
アザラシ、

20170822-DSC08327
普段の生活では絶対に見ることの出来ない、未知なる生物を間近で見ることが出来ます!実寸大の剥製なので、妙なリアリティを感じることが出来ます!

体験コーナー

20170822-DSC08154
こちら体験フロアでは、南極にあるホンモノに見て・着て・触れて体で体験することが出来ます。写真は南極から送られてきた氷です。

20170822-DSC08152
南極から持ち帰ったホンモノの氷をを直接触れることができ、大変光栄です。でも、実際は「ちょー冷たい!」ですよ!南極の氷を実際に触れることが出来るのは科学館だけです!

20170822-DSC08173
その他、現地の隊員が着ている防寒グッズもあったので…

20170822-DSC08136
スノーモービルに乗って出発〜!!(※こちらは南極)

20170822-DSC08165
目的地に到着!しろくまと記念撮影を楽しみましょう!(※こちらは北極)

同時に南極と北極の両極が味わえますよ。

お土産コーナーのガチャ

20170822-DSC08389
最後に南極・北極科学館のお土産としてオススメなのが、展示物フロアの受付付近にあるミニチュアガチャです。

20170822-DSC08388
しろくまやペンギンなどの生き物系や、観測船、ヘリコプターなどの乗り物系などのミニチュアが出てきます。

20170822-DSC08383
料金は300円で、何が出て来るかは開けるまでのお楽しみ。南極・北極科学館でしか手に入れることが出来ないガチャガチャなので、絶対にやるっきゃないですね!

ランチはお弁当屋さんで!

20170822-DSC08406
おまけに…ランチどきに行くなら、国立極地研究所1Fフロア内にあるお弁当コーナーを利用すると良いですよ!

20170822-DSC08409
フロアの隅に四ヶ所お弁当屋さんがあります。近くにコンビニや食事処がないことで、施設内の職員の人も利用されるそうです。お弁当はリーズナブルなのに種類豊富でおいしそうなラインナップが並んでいます!

20170822-DSC08417
見学してから行くもよし、お昼を食べて見学に行くもまたよしのお弁当コーナー是非利用してみてください。それでは「いただきまぁ〜す」。

まとめ

南極・北極科学館の最大の魅力は、展示されているものの全てが「本物」ということです。アミューズメントパークのように機械的に作られているものではなく、現地 で使用している物に触れ、現地を実際に訪れた人にガイドを受けることが出来ます。

お子様にはもちろんですが、大人にとっても、どのような観測や研究が行われているのか知識を深めるにはおすすめの観光スポットです。料金が無料なのに多くの「本物」に出会い、触れることが出来る「南極・北極科学館」是非一度ご利用されてみてはいかがでしょうか。

《関連記事》

立川、海開きしたってよ “タチヒビーチ”でBBQや南国気分を味わえるぞ

立川駅周辺コインロッカーを全て紹介!おすすめの穴場はココだ!

名称 国立極地研究所 南極・北極科学館
定休日 日曜日、月曜日、祝日、年末年始
営業時間 毎週火曜日 〜 土曜日 10:00 〜 17:00(最終入館16:30)
入場料 無料
住所 東京都立川市緑町10-3

じんろう