関東圏にはサンシャイン水族館や新江ノ島水族館、鴨川シーワールドなど、人気の水族館がたくさんありますよね。
そんな中、2020年7月にOPENしたばかりの「カワスイ 川崎水族館」をもうご存知でしょうか?
通称・カワスイは、川崎駅前のビル「川崎ルフロン」の大規模リニューアルに伴い、日本で初めて既存施設内に誕生した都市型水族館。
なんでも、ただ魚を展示するのでなく、最先端の照明・音響・映像・AI技術などを取り入れた新感覚のネイチャーエンターテインメント水族館なのだそう…。
想像以上に見どころが満載だったので、今回はギュギュッといいとこどりしてレポートしていきます!
目次
川崎水族館”カワスイ”とは?
「世界の美しい水辺」をテーマに、川崎市が誇る多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンまで、あらゆる環境に暮らす生きものが大集合!
川崎ルフロンの9階〜10階の2フロアにまたがっており、69個の水槽に約230種の水辺の生きものが展示されています。
さらに注目すべきは、最新デジタル技術との融合です。音と映像がすみずみまで駆使されているのが印象的で、こだわりの仕掛けや展示が盛り沢山。
昼と夜とで演出も異なるので、いつ訪れても新たな発見ができるのだとか!
カワスイを攻略するための3つのツール!
館内を見ていく前に、カワスイを攻略して100倍楽しむためにぜひとも使いこなしてほしいツールを4つ伝授します!
QRコードで魚名板をスキャン!
カワスイには「まずは、生きものたちをじっくり見てほしい」という想いがあり、魚名板が置かれていません!
その代わりとなるのが、各所に設置してあるこちらのQRコードです。
お手持ちのスマートフォンで読み込むことで、各水槽やゾーンに展示されている生きものの説明を読むことができます!
館内のリンネレンズスクリーン
カワスイに導入されている最新技術のひとつが、「LINNNE LENS Screen(リンネレンズスクリーン)」です。これは、ライブ映像に写った生きものをAIが認識し、解説を表示してくれるというもの!
モニターがカワスイの館内に11台も設置されており、いろんな水槽の生きものをリアルタイムに見られます。
本来はタッチパネルとして利用できますが、現在は新型コロナウイルス感染症対策のため、タッチレスで自動に生きものをナビゲートしていました。
カワスイアプリ
カワスイに訪れるなら、あらかじめ持っておきたい公式アプリです。
サッとすばやく公式情報にアクセスできる他、アプリ内で電子版のチケットや年間パスポートを購入できます♪
アプリのインストールはこちらから↓
▶︎ カワスイアプリ(iOS版)
▶︎ カワスイアプリ(Android版)
エリア紹介 – 10F
出典:カワスイ公式HP
では、ここからはカワスイを巡りながら、見どころをたっぷりご紹介していきます。まずは10Fから!
CAFE CRAM
入館する前に…ちょっと待った〜!!
エントランスの手前にあるのは、食べ歩きしやすい軽食を購入できる「CAFE CRAM(カフェ クラム)」。そう、なんと…カワスイでは館内飲食が可能!
入館する前にここでビールを買い、飲み歩きながら水族館を楽しまれる方もいらっしゃるのだとか。そんな大人なデート、したい!!!(笑)
▲ 「CAFE CRAMオリジナルのソフトクリーム 443円(税込)」
左から、
・ピラニアソフト(ミックス×メロンソース×黒ゴマ)
・レンソイスソフト(ミルク×青色ゼリー)
・ピラルクソフト(ミックス×キウイソース×苺フレーク)
・アロワナソフト(黒ゴマ抹茶×アラザン)
それぞれカワスイにいる生きものや、ブラジルの美しい砂丘・レンソイスをイメージしているんですね!
▲「 ボトルポップコーン 500円(税込)」
食べ歩きのしやすいポップコーンも!味は、「塩バター」「キャラメル」「塩バターキャラメル」の3種類。
多摩川ゾーン
さて!ここからは、館内をじっくり見ていきましょう。
エントランスを抜けると、チョークアートで囲まれた空間に包まれます。しばらくすると色とりどりの生きものたちが次々と現れ、私たちをお出迎えしてくれます♪
進んでいくと最初の水辺、川崎が誇る「多摩川ゾーン」へ。ドーンと構えている大きな3つの水槽は、それぞれ多摩川の上流・中流・下流の様子が展示されています。
上流の水槽には、コイ科のアブラハヤとウグイがいました↓
中流の水槽には、黒いラインが特徴のムギツクやウグイ、カワムツ、ヌマムツなどなど。
底のほうには、ハゼ科のヨシノボリもいます。よ〜く探してみてください!
ところで、魚はもちろんなのですが、多摩川ゾーンで注目すべきポイントは”砂利”にアリ!
水槽に近づいてよく見てみると…上流から下流にかけて砂利のツブが徐々に小さく、丸くなっていくのがわかるでしょうか?
下流の水槽には、大きなコイ!! むっちりどっしりした雄大な体で、ゆったりと泳ぐ姿は癒されます。
その傍らでは、ニホンウナギたちがなにやら大集合(笑)
そして、水槽の背面には実際の多摩川の景色が投影されています。朝・昼・夕・夜と4つの時間帯によって映像が変わり、いつ訪れても新しい表情を楽しめますよ♪
オセアニア・アジアゾーン
次なる水辺は日本から世界へ飛び立ち、「オセアニア・アジアゾーン」へ。このゾーンでは、目で見て楽しいユニークな生きものにたくさん出会えます!
例えば、空を飛ぶように泳ぐスッポンモドキ、立派なうろこを持つアジアアロワナ、笑っているようにも見えるコモンシート、スケスケボディのトランスルーセントグラスキャット…
他にも、ここには書ききれないほど魅力的な魚がたくさん◎
淡水魚だけでなく、昼にはワライカワセミ・夜にはフクロモモンガが見られます!
アフリカゾーン
「アフリカゾーン」では、湖で独自の進化を遂げた色とりどりの魚や、ミステリアスな魚など、太古のアフリカが育んだ不思議で多様な魚たちが待っています。
最初に出迎えてくれる水槽から、一気にビビットな色合いが際立っていますね。
こちらのレッドジュエルシクリッドなんて、まるで宝石のようではありませんか〜!
お、こんなところにカメレオンも! 葉っぱの緑と同化していたので、スルーしてしまうところでした…。
見てください、この独特な手の形。ピースしているみたいに見えませんか…?
歩きながら、「おお!恐竜みたいな子たち!」と私が目をつけたのは、このポリプテルス・エンドリーケリー・エンドリーケリーと、ポリプテルス・ビキール・ビキールという古代魚。
いや、まず名前のインパクトに驚きです(笑)
アフリカゾーンはついつい見入ってしまうおもしろい生きものが多いので、QR魚名板を活用しながら生態を知っていくのも楽しかったです◎
エリア紹介 – 9F
出典:カワスイ公式HP
フロア中央のエスカレーターを降りると、そこは世界最大の熱帯雨林を育む南アメリカの水辺に!
南アメリカゾーン
最初の南アメリカゾーンは、さらに
■ パンタナルエリア
■ レンソイスエリア
■ アグア・ラボエリア
の3つに分かれています。
■ パンタナルエリア
最初に目を引くのは、かっこいいイグアナさん!!!堂々としたたたずまいやキリリとした眼差しが、なんとも勇ましいです。
隣の水槽には、大きなピラニア!とっても強力な歯を持つ肉食の淡水魚です。
カワスイで一番の目玉が…こちら!南アメリカの湿地・パンタナルを再現した、カワスイで最も大きな水槽です。
40トンの水の中に、ネオンテトラなど小さな生きものがなんと約8,000匹もいるそう!!
あらゆる角度から楽しめるコの字型の水槽が、背景に投影される映像に照らされてキラキラと幻想的に輝いていました。
■ レンソイスエリア
「レンソイス」とは、ポルトガル語で「シーツ」の意味をもつ真っ白な砂丘のこと。
カワスイでは、石英の砂の上に置かれた水槽にテトラなどの美しい魚を展示!
バックにはレンソイスの映像コンテンツが放映されており、白色と青色が混ざり合ったとても澄んだ空間でした。
向かいには、カエルのコーナーがあります!
個性豊かでカラフルなカエルたちをじっくりと観察することができますよ◎
■ アグア・ラボエリア
ここでは、普段は目にすることのない、水族館の裏側(バックヤード)が見られます!
こういった隠れた設備のおかげで、生きものたちの環境を守られているんですね。
パノラマスクリーンゾーン
屋内の水族館のため大きな魚は展示できないカワスイ…でも、映像なら?
そんな発想から生まれたパノラマスクリーン!
約200度の広角スクリーンに投影される映像には、アマゾンイルカやアマゾンマナティ、シャチ、イッカク、クジラなどがすべて実際の大きさで登場してくれます!
また、こちらには軽食やおみやげを購入できる売店「BODEGA」があります。
アマゾンゾーン
9~10階の吹き抜けを活かした熱帯雨林の温室。自然光が入ってきてとてもきもちいい空間です!
こちらはアマゾンのジャングルを再現しており、ピラルクやピラニア、レッドテールキャットなど、アマゾンの川で暮らす魚たちがいます。
魚だけでなくカピバラやナマケモノ、オニオオハシも♪
こちらのアマゾンデッキ、夜には照明と音響によって幻想的な雰囲気に演出されるそう…!夜デートのムードもバッチリですね♡
カワスイではグルメも楽しめる!
館内を歩き回ったら、休憩がてらにグルメを楽しんでみてはいかがでしょう♪
ビュッフェレストランAOW
10F、アジア・オセアニアゾーンの間にあるレストラン「ビュッフェレストランAOW(エーオーダブリュー)」。こちらは水族館に入館しなくても利用でき、川崎ルフロン最上階からの眺望を楽しめます。
新型コロナウイルス感染症の影響により基本的にビュッフェ形式でなくオーダー形式での提供となっていますが、ランチタイムのサラダバーは現在もお楽しみいただけるようです!
▲ 「選べるメインディッシュのサラダバーランチ」の、とろとろオムライス。サラダバー付きで1,980円(税込)です。
ランチのメインディッシュは、他にもハンバーグやパスタ、チーズバーガーなどが選べます。
こもれびカフェSweets&Cafe
カワスイ館内の9Fにある「こもれびカフェ」は、入館者しか訪れることのできないお店です。森をコンセプトにした店内がとっても可愛らしく、癒されますね♡
▲ 「バタフライピーティー 418円(税込)」
真っ青な花を持つ「バタフライピー」という植物の紅茶。色合いがとってもキレイです!
▲「 ピラルクカレー&フィッシュフライ 1,320円(税込)」
実際にピラルクを煮込んで作っているカレー。どんなお味か気になります…。
もれびカフェ」のグルメは入館者しか味わえないので、お腹が空いた時にはぜひ♪
ふれあいパークや猫カフェも併設
カワスイは、水辺の生きものだけじゃない!?
ふれあいパーク
館内から出てすぐのカワスイ オフィシャルショップの横にあるのが、かわいいモルモットたちに会える「ふれあいパーク」。
中には、もふもふのモルモットたちが!!ガラス越しにも見られます♪
■ 営業時間:11:00 ~ 20:00
■ 料金:250円/10分間
■ 集合時間:毎時 00分/20分/40分
ソラネコカフェ
カワスイ館内の9F、こもれびカフェの隣には猫とふれあいながら川崎駅前の景色を一望できる「ソラネコカフェ」が併設。
※2020年11月現在は新型コロナウイルス感染症の影響により、ソラネコカフェはご利用いただけません。
おみやげはオリジナルグッズが目玉!
カワスイを満喫した後は、おみやげ屋さんに寄ってって♪ オリジナルグッズに加え品揃えが豊富で、店内を見て回ればほしいものが見つかるかも!
中でも1番人気なのは、カワスイオリジナルのTシャツ。ゆるっとしたイラストにシンプルなデザインが、着こなしやすくてオススメです♪
こちらもカワスイオリジナル商品。ピラニアの牙をイメージした柿の種のお菓子です。
営業時間・入館料金
こちらは2020年11月現在の基本情報です。最新情報や詳細は、「カワスイ 川崎水族館」のHPをご覧ください。
営業時間
10:00 – 20:00
一般料金
昼から夜まで1日中カワスイを楽しめる共通チケットと、昼・夜に分かれた計3種類のチケットがあります。
【共通チケ】
■ 大人:3,000 円
■ 高校生:2,250円
■ 小・中学生:1,800円
■ 幼児(4歳以上):900円
【昼チケ】
■ 大人:2,000円
■ 高校生:1,500円
■ 小・中学生:1,200円
■ 幼児(4歳以上):600円
【夜チケ】
■ 大人:2,000円
■ 高校生:1,500円
■ 小・中学生:1,200円
■ 幼児(4歳以上):600円
※すべて税込表記
カワスイは年間パスポートがお得!
出典:カワスイ公式HP
「カワスイ 川崎水族館」では、共通パス・昼パス・夜パスの3種類の年間パスポートが用意されています。
■ カード型:10Fのパスポートカウンターにて発行(ただし、別途200円(税込)の発行金額が加算)
■ 電子版:カワスイのアプリ上で購入可能
アクセス
JR川崎駅の東口から徒歩1分という好アクセス!駅から出てすぐのビル中にあるので、雨の日でも移動はラクチン♪
京浜急行川崎駅からは徒歩5分ほどです。
混雑情報
現在は平日の開館直後と、お昼過ぎが狙いドキだそう。私も開館と同時に訪れましたが、すいすいと快適に館内を見て回れました。
また、カワスイの混雑情報は公式HPにて随時公開されています。もちろん、カワスイアプリからも確認できますよ。
混雑が予想される休日には、訪れる前に一度チェックしておくと安心です♪
まとめ
今回はOPENほやほやの「カワスイ 川崎水族館」へ訪れ、その見どころをたっぷりとレポートしました♪
屋内かつ都会のビル中でありながら、中に入ればあっという間に時間が過ぎてしまうほど魅力が満載!!
休憩にぴったりのカフェやレストランも併設されており、お子さま連れや恋人同士でもの〜んびりと過ごせるスポット・「カワスイ 川崎水族館」。
今週末は、ぜひカワスイで世界の水辺をお散歩してみては?