言わずと知れた東京の名所「東京タワー」。
東京各所から見ることができるので、見る場所によっていろいろな表情を見せます。
今回は東京ルッチ初登場の私アンダーグラフ・真戸原直人が、東京タワーを間近から眺めるおすすめポイントをご紹介します。
いきなりアンダーグラフ・真戸原直人が登場する理由
皆さん初めまして。アンダーグラフというバンドでボーカルをしている真戸原直人です。
いきなりどうして、ここで、バンドマン!?
とお思いでしょうが、東京ルッチ編集長である本田カズマ氏と、私アンダーグラフ真戸原直人は同じ大阪府枚方市出身。カズマ氏が立ち上げて運営していた「枚方つーしん」という地域情報サイトでインタビューしていただくなど深い仲。そんなカズマ氏が東京に進出していると噂を聞きつけ、よくよく調べてみると、「東京ルッチ!?」「東京のおススメを紹介している!?」と。
さっそく連絡を取り…
「おいおい、冷たいじゃないかカズマ君。同じ枚方出身でなおかつ、同じ東京進出をしたにも関わらず、しかも俺の許可なく東京のおススメを紹介しているそうじゃないかっ!」
と完全に先輩風を吹かし、
「枚方出身の上京組の先輩として、俺が東京のおススメをするよ!」
と、もはや勝手に記事を書く気満々で、おススメの場所を紹介することにしました。
男二人での東京タワーデート。
見苦しい所多々ありますが、お楽しみください!(笑)
そこは東京タワーの裏にある
訪れたことがある方ならわかると思いますが、東京タワーには表と裏があります。
表は、展望台へ昇るチケット売り場などがある側。裏は、駐車場になっていて、東京タワーのフットタウンの2階に繋がる出入り口のある側。
その裏側に僕のかなり個人的なおススメスポットがあります。
「僕だけのスポットだから誰にも教えたくないんだよなぁ」と思っていましたが、写真に写る僕は教える気満々の笑みで完全にミュージシャンという立場を忘れています…。
仕切り直して…。どうもミュージシャンの真戸原直人です。
うむ、少しミュージシャンらしい顔に戻った。
「カズマ君、あれが僕のおススメのスポットだよ。」
「どれですか?東京タワースタジオですか?それともはとバス??」
「違うよカズマ君、上京して16年にもなり、東京タワーに100回以上来ているんだよ僕は。ここだよここっ!!」
東京タワーのおススメがあるから紹介させろ!と偉そうに言った僕が、連れてきたのは、東京タワーの裏側の単なる石段。
「ここですか、、、」と、さすがにカズマ氏も戸惑っている。
そうでしょう、そうでしょう。東京タワー初心者には単なる石段にしかみえないでしょう。
しかし!!単なる石段ではないんです。しかも、石段全てではなく、この石段のとある一部分しかおススメではないんです。
山なりになっている石の真ん中あたりだけ、ちょうど水平になっていて座れるんです。
まずは腰かけてみよう。
「ほら、座りやすいでしょ?」とドヤ顔。
おそらくたまたまのデザインだろうが、足置きもあるんだよ、と。
だけどなるべくそっと足をかけてね。壊れるといけないから。
曲が出来なかったり、詩が書けなかったり、色んな事で落ち込んだ時はこの場所に来て、ボーっと東京タワーを見上げる事が多かった。
そうすると、なんか自分の悩みなんてちっぽけで、まだまだな自分を、東京タワーの大きさや美しさに比べるにも値しないと思え、また明日から頑張ろうって思える場所。
それでももっとゆっくりじっくり東京タワーを眺めたいと思ったら、、、。
寝転がるとよりよい
寝転がってみる……。
カズマ君、俺ちょっと恥ずかしい……。ほかの観光の人がジロジロみています。アーティスト写真のような出来栄えを期待しましたが、
単なる男二人の寝てる写真となりました。
「そして、どうして二人カメラ目線になってるんだ、、、。」
「カズマ君!こっちだよこっち、上だよ上っ!この景色!!」
「おおー!これですか!」
東京タワーが僕らを包み込んでくれているようにそびえてくれています。
「枚方からよく東京に出てきたね。東京は街も人も冷たく厳しい事もあると感じるだろうけど、きっと頑張れば結果がでるよ。」
と言ってくれている気がします。「疲れたらまた会いにおいでね。」と。
そして、何より嬉しいのが……
人が少ないのもいい
東京タワーの「表」側はチケット売り場などがあり人がたくさんです。
この日は、ハイボールのイベントも開催されており、クリスマスにはクリスマスツリーが飾られたりと、年中、季節やイベントに合わせて催し物が行われています。
記念撮影用の東京タワーのパネルがあったので僕達も撮影しました。
「真戸原さん!ここも絶景ですね!」
「カズマ君……、ここはこんな風に写真を撮るところじゃないんじゃないか…?」
よいこのみんなは真似しないほうがいいです。人通りの多い「表」なので恥ずかしい上に、実際の景色は、「看板の厚みはこれぐらいなのか……。」と感じるに留まるし、服も汚れます。
みんな真似しないでね。
「カズマ君…僕、デビューして10年以上経ってるミュージシャン……。」
「真戸原さん!東京タワー楽しいです!」
「聞いてない……。」
このように「表」側は人通りが多いのですが、それに比べて「裏」側は…
イベントを行っているのを見たことがありません。そりゃそうです。駐車場です。
だからボーっとしたりするには最高です。
東京タワーをこんなに真近で見上げながら、静かな場所でボーっと出来る。これ本当に贅沢です。贅沢なのに無料です(笑)。
夜のイルミネーションはデートにも最高
夜になると、東京タワーは大人の姿を見せ、こんなに美しく光ります。
この日は「天の川」をイメージしたイルミネーション。
ずっと同じ場所にいた二人が、離れ離れになり、久々の再会を果たす。それを祝福するかのようなイルミネーション。
カップルの皆さんにも是非お勧めです。
この、東京タワー「裏」側にある石段から、この夜の東京タワーを見上げていると、
カップルになる前、まだ距離感のあった二人も……
距離が縮まります……。
「カズマ君…」
「はい…」
「吐き気が止まらないよ……。」
まとめ
この石段に座るのは、僕はとても好きで、一人で行く時もあるし、バンドの後輩を連れて行き、「ともに東京で頑張ろう!」って語り明かしたりした場所。上京したての時は、お金もなかったから。展望台には昇らず、ずっとここに座っていました。
デートなんかでいくなら、一通り、「表」の東京タワーや、フットタウン、展望台を楽しんだ後に、ここに座るのをおススメします。
映画を見た後に、二人語り合えるような静かな空間ですので。
ただし男二人、しかも片方がおかしなサングラスにスキンヘッドの人と行くのはどうかな、と(笑)。
それでも楽しかった。「さあ、カズマ君、次は展望台にいきましょかっ!!」
(つづく)
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