東京ルッチを御覧頂いております読者の皆様…“東京ルッチ・演芸担当”、漫才協会所属の漫才師・木曽さんちゅうです!

東京スカイツリーの完成が大きな契機となっているのは間違いのないところです♪

今、浅草は沢山の方々が訪れる街になりました!

言ってもスカイツリーが出来る前はそこまでじゃなかったんですが…今や平日の昼でもとても賑やか!

そしてその波は演芸場にまで届きました、平日でも沢山のお客さんにご来場頂いております!

 

一度観に来て頂けたらその魅力に気付くのは間違いない筈です、実に面白い芸人さんが沢山出演されております!

 

前回紹介させて頂いたのが…“演芸場をディナーショーへと誘う漫才師”おぼん・こぼん師匠!


漫才に留まらず、タップダンス、歌、もうなんでもござれ!

 

たまの特別企画の時は楽器も演奏します!

 

奥が深いでしょう、漫才師とひと口に言っても、色んな方がいらっしゃるんです!

そして今回紹介しますのは、この方です!


昭和のいる・こいる昭和こいる師匠です!

実は昭和のいる・こいるののいる師匠は…ご病気をされて、現在長期療養中なんです。

故にここの所は昭和こいる師匠がお一人で舞台に立たれております。

そこで今回は敢えて、昭和こいる師匠をご紹介したいと思います!

まずは昭和のいる・こいるをご紹介

とはいえ…そもそもの大看板の漫才師・昭和のいる・こいる師匠を知っておいて頂きたい!

写真ボケ昭和こいる師匠、同じくツッコミ昭和のいる師匠

 

コンビ結成は…何と!1966年!!

 

のいる師匠が訥々と話を進められるところに、イー加減な相槌を打ち、話を適当に受け流すこいる師匠。

そこでその辺の若手であれば、ガツーンと「話聞けよ!」てな調子で突っ込んじゃうんですが…どっこいのいる師匠は中々突っ込まない。

「はいはいはいはい」

「へぇへぇへぇへぇ」

「そうかいそうかい」

「しょうがねぇしょうがねぇ」

…といった調子で、のいる師匠が突っ込まないことをいい事に、こいる師匠はどんどん悪乗りして行く…この心理戦のようなやりとりが堪らないんです。

そしてその繰り返しの相槌に加えられた、両手を頭を挟む位置に挙げて会釈を繰り返す、あのポーズでしょう!

 

まさに名人芸です!

 

いつかまた“のいる・こいる”の漫才が観られたら最高ですねぇ!

 

漫談家・昭和こいるの魅力!

そして現在、お一人で漫談を披露されている昭和こいる師匠。


そのスタイルは漫才を継承しているところと、“漫談家”としての新たな一面が交じり合った、云わば“ハイブリッドスタイル”なんです!

ではその魅力を掘り下げてみたいと思います♪

 

こいる師匠の御馴染みが観られる!

やはり昭和のいる・こいる師匠の魅力の1つは…繰り返しのフレーズの数々、そして先程紹介した、アノ御馴染みの両手を頭を挟む位置に挙げて会釈を繰り返す、あのポーズでしょう。


昭和こいる師匠といえば、やはりこのポーズ。

乱暴な言い方ですが、本物がやる、あのポーズが観られる!…これが大事なんです!

 

「こいるさん、今日アノ「はいはいはいはい」ってやるの、やってたよ!」

 

「私、今日本物観たわ」

 

お客様が求めているモノを披露する…これぞまさに“顧客満足度”の高さだといえるでしょう♪

 

漫談家としての魅力

お一人ですからね、さすがに「はいはいはいはい」「そうかいそうかい」…てなノリで突っ走ることはありません。

その代わり、言わば素のこいる師匠とでも言いますか、その語り口はとても朗らかで温かい空気に包まれます♪


私が知ってる部分で言わせて頂くなら、呑みの席での雰囲気に近い。

そのマイナスイオンのような包容力を感じさせる世界観、実に心地よい♪


貴方もこいる師匠の包容力に癒されてみては如何でしょうか?

経験談

話される内容としては、今風に言うならいわゆる“エピソードトーク”的な話が多くて、そこはコンビ結成の1966年から数えても50年以上、この世界で生きて来られた訳ですから…それはもう、芳醇なエピソードがあるのはお分かり頂けるであろう。

前半部分、必ず披露されるのが…相方の昭和のいる師匠の話。

やはり“昭和のいる・こいる”あってのこいるししょうである、ということなんですよね!

そしてたまにユニットとして漫才をやることがある、あした順子師匠の話、ケーシー高峰師匠の話、そして大看板の噺家さんの話などなど…若い方々的には「知らないよ」と思われる方もいらあしゃるかもしれませんが、どっこい話が面白いのでそんなこと一切気にならない筈♪

芸人は歳を重ねる毎にどんどん面白くなる、と言われておりますが、それはやはり経験の積み重ねに因るところも大きいんじゃないかと思います♪

 

最後に


当然のことながら、“昭和のいる・こいるの漫才”が観られる訳ではありません。

しかしながら、お一人で立たれている昭和こいる師匠には、昭和のいる・こいる師匠にはない魅力があるんです♪

朗らかさ、優しさ、そして何処か懐かしさを感じさせられる経験に裏付けされた漫談…この機会に是非ご堪能下さい!

 

そしてそんな昭和こいる師匠から、東京ルッチをお楽しみの皆様へメッセージを頂きました!

嬉しいですねぇ♪

昭和こいる師匠もこう仰ってます、是非浅草東洋館に足をお運び下さい!

 

そんな昭和こいる師匠も出演する浅草東洋館の、楽しみ方やアクセスは「浅草東洋館の楽しみ方!出ている漫才師が教える観覧マニュアル!」の記事をどうぞ!

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