日本の神社の中でも大社と呼ばれる代表的な所を一つ挙げるとしたら、やはり「出雲大社」になると思います。
しかし、出雲大社は島根県にあり、東京からは簡単に行ける距離ではありません。
ところが実は、東京にも出雲大社があるというのです!
スピリチュアル・占い・都市伝説専門情報サイト『Mystical Life』を運営する芸人のモロトゆーきがお送りするパワースポット御朱印巡り!
今回は「出雲大社東京分祠」にやってきました。それではご覧ください!
六本木のビルの間の大社造
場所は東京の都心の、なんと六本木にあります!
ファミリーマートの角を右折し徒歩1分。
左手に出雲大社の文字が飛び込んできます。
後ろに六本木ヒルズが見えるほど街中ではありますが、屋根が神社の雰囲気を醸し出しています…。
この建物にはやはりこだわりがあるんでしょうか?
さて今回も詳しい事を聞くために、私モロトゆーきの親友でもあり、スピリチュアル全般に詳しく、たまたま服装が同じなスピリチャルマンに解説してもらいましょう!ではスピリチャルマンよろしくー!
どうも!スピリチャルマンです!屋根に目がいく辺りはさすがモロトゆーき!下の図を見てください。
出雲大社は独特の「大社造」(たいしゃづくり)と言われる日本最古の神社建築形式で、妻入り(つまいり…屋根が三角に見える部分である妻側と呼ばれる方に入り口がある)の構造になっています。他にも様々ありますが、同じく日本最古の神社建築形式として伊勢神宮に代表される「神明造」(しんめいづくり)などがあります。
本当だ!図で見ると「大社造り」は妻側という方に入り口、「神明造」は妻側は側面になっている。
出雲大社と伊勢神宮では建築形式が違うんですね!
このしめ縄は鳥居の代わりかな??
出雲大社と言えば、この写真にあるように神楽殿のしめ縄が有名ですね。日本でも最大級のしめ縄です!鳥居の代わりにしめ縄というのも、いかにも出雲大社らしいですね。
出雲大社の歴史
ではさっそく行ってみましょう!
その前に、見所や出雲大社の事をスピリチャルマン教えてー。
OK!まず出雲大社の正式名称は「いずもおおやしろ」と言います。島根県出雲市にある神社で、出雲国一宮です。ご祭神は大国主大神(おおくにぬしのみこと)。創建は古事記や日本書紀などの日本神話に出てくる時代に造られた神社で、明治時代にその分霊を東京にて奉じ、今の六本木には1989(明治22)年に移転されました。
出雲大社って、そんな古い歴史があるんですね。
よく伊勢神宮と比べられることがあるけれど、あれはなぜ?
それは日本神話の話になります。ここでは詳しくは書きませんが、日本は須佐之男命(すさのおのみこと)の出雲族と天照大神(あまてらすおおみかみ)の大和族という民族の争いと和合の歴史がありました。そして大和族に国譲りをしたといわれているのが須佐之男命の息子になった今のご祭神の大国主大神です。その国譲りの条件として造られたのが出雲大社といわれています。
だから今の日本の最高神の神社は天照大神のいらっしゃる伊勢神宮、その次に挙げられるのが出雲大社なのかー!
実は2000年に出雲大社の本殿付近の地下から、この頃の柱と見られるものが発見されました。この柱から推測すると48m(15階建のビルに匹敵)の高さを誇る大神殿だったのが分かりました。これは様々な古文書の記録とも符合するのです!
その時代にそんな建物が造れたんだ…!
その時代では一番デカいんじゃあないの?!
おそらく一番でしょう!この画像は古代の出雲大社を調査して復元させたものです。すごい木造神殿だったのです。そして時代を経て何度も遷宮や立て直しをして今の出雲大社があります。そのご祭神の大国主大神の分け御霊に東京でお会いできるのです!ちなみに出雲大社は国造り、農業、商業、医療の神様として信仰されてきましたが、縁結びの神様としても知られています。ここは最強のパワースポットの一つです!
そりゃあご利益ありますね!!
参拝は手水から
建物の中にある神社なので境内は非常にシンプルです。
階段を上がって左が手水と祓社(はらいのやしろ)、正面に本殿、右に社務所があります。
階段を上がるとミッドタウンも見えています!
まずは手水でしっかりと清めて…、
隣の祓社でも心身を祓い清めます。
しっかりと頭を下げて、
書いてある通り、しっかりと「祓い給え清め給へ」(はらいたまえきよめたまえ)と三度お唱えしましょう!
正面の本殿へ!
そしていよいよ本殿ですが、一般の神社の「二礼二拍手一礼」ではありません。
出雲大社は「二礼四拍手一礼」です。
しかし非常に何というか…、清々しい!
これは出雲系独特の作法です。そして最強パワースポット出雲大社と同じご利益があるところなので、街中であろうがご神気がしっかりと漂っています!ちなみに東京の3大縁結びの神社と言えば東京大神宮、赤坂氷川神社、そしてここ出雲大社東京分詞なのです。しっかりとご利益を授かりましょう!
ゆっくり参拝していると、幕が上がり中を拝見する事ができました!
お寺や神社に行くと吉兆というものがあります。例えば天候もそうですね。他にも珍しい動物を見たり、人の優しさに触れたり、たまたま祝詞をあげられている最中だったり…。それらは神様に歓迎されていると考えていいと思います。勿論逆もありますよ。
本殿の階段には植木がかざられています。
あれ?なんだか見たことあるなぁ…。
そうですね。これは榊(さかき)です。日本では古くから神事に用いられている植物で、家庭の神棚にも捧げられますね。よく神社では植樹されているのを見かけます。ここは街中なのでこういう形をとっているんですね。
なるほど。
かわいいうさぎの置物もございます。
出雲大社と言えば「因幡(いなば)の白うさぎ」の神話が有名です。昔々白ウサギがサメをだまして海を渡ろうとしたら、サメに皮を剥がれ海水が傷口にしみて動けなくなりました。そしてそこを通りがかった大国主大神に助けてもらい因幡の国で幸せに暮らす…というお話です。なのでうさぎは大国主さんに仕える眷属神(けんぞくしん…神の使者)なのです。
そう思って見ると感慨深いですね〜。
しっかりとご利益をいただくには
左の角には御守所がありますよ。
出雲大社にご縁のある方は、島根へ行くのは大変ですが、東京分詞でもご祈祷していただけます。お札もこちらで購入できますし、縁結びのお守りは2種類あります。縁結守(初穂料1000円)、縁むすびの糸(初穂料1000円)。神様にお祈りしつつ、良縁、そして幸せな人生を送れるよう紅白の糸をよく着る服や小物につけましょう。恋愛や結婚の縁だけではなく様々な縁を結んでくれるといわれています。
御朱印は社務所へ
決して大きくはない建物で分かりにくい場所にも関わらず、社務所には御朱印を求めて沢山の参拝者が並んでいました。
さすが縁結びの神様。女性が多いです!
僕も御朱印をいただきます!
一応、御朱印ゲットの顔です(笑)。御朱印は300円から頂けます。
本殿横でおみくじを発見!
引くと吉兆のとおり、いい事いっぱい書いてありましたよ!
こちらでも明治神宮とおなじく、大吉や凶などは書かれておりませんが、しっかりとメッセージが書かれています。大国主さんは大変おおらかで優しい神様なのです。
縁結び祈願の絵馬もありましたが、ご縁が結ばれたお礼の絵馬も沢山ありましたよ!
まとめ
まさかこんな都心のビルの間に出雲大社があるとは思いませんでした!
みなさんもぜひ、六本木の「出雲大社東京分祠」に足を運んでみてはいかがですか?
いいご縁があるかもしれませんよ。
もしここで祈願して縁結びが叶ったならば、必ずお礼参りをしましょう。更にいいご縁ができるかもしれません。何よりも出雲の神様とのご縁が深まるのです。そう、ご縁とは育てるものなのです!ではまたお会いしましょう。
名称 | 出雲大社東京分祠 |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
アクセス | 東京メトロ・都営大江戸線 六本木駅より徒歩3分 |
住所 | 東京都港区六本木7丁目18 |
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